2009年5月14日木曜日

マグレと紅白歌合戦 間暮警部の事件簿

マグレと紅白歌合戦 間暮警部の事件簿
鯨統一郎
小学館
小学館文庫 く-2-3
2009年1月13日 初版第1刷発行
ISBN:978-4-09-408342-2 C0193
329ページ
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 鯨統一郎によるマグレ警部シリーズの第3弾。バカミス第3弾。

 第1作「「神田川」見立て殺人」では短編1話につき1曲、第2作「間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説」では短編1話につき1人の歌手のメドレー+都市伝説、そしてこの第3作においては、短編集からついに長編へと順調に?パワーアップしてきた。が、物語としては前2作と同じ緩いテイストなので緩く読める。

 前作名前だけ出てきて、最後まで謎のままで終わったブラックローレライについてもひとまず解決し、物語的にも一段落ついたので、今作で完結のような気もしないでもないが、特にそういう宣言、或いは宣伝文も見当たらないので、また1年後くらいに出るかもしれない。まあ、期待せずに待ってみようと思う。

 内容としては相変わらず、ただ短編から長編へとだいぶ長くなっていることもあり、最初の導入の当たりなど少し勝手が違っている。とくに、事件にマグレ警部が関わってくるようになるまでに、100ページ以上かかっており、その間かなりの数の殺人事件が起こっている。そうそう、今作では見立て連続殺人事件になっている。その辺りも前2作よりもパワーアップしている。以後、解決までは、相変わらず歌を歌って、というパターンで進んでいく。歌う曲の数も半端ではないので1曲1曲は流し気味になっているが、細かいトリビアネタが入っていたり、というのも前と同じだ。

 結局1番の謎は、このシリーズが続くのかどうか、ということか。

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