探偵小説のためのノスタルジア「木剋土」 Nostalgie I "L'arbre" pour HONKAKOU japanais
古野まほろ
講談社
講談社ノベルス フJ-07
2009年6月4日 第1刷発行
ISBN:978-4-06-182648-9 C0293
406ページ
----------
----------
「探偵小説」シリーズの第3作。
このシリーズ(というか、もう一つのシリーズもそうだが)は普通のミステリとしても読めるし、更にその上にもう一層、妖怪?というか、そのようなものを重ねている。そのこと自体も、また、全体的にうっとうしい文体というか作りになってもいるのもあり、好き嫌いが結構あると思う。個人的にはあまりやりすぎるのは好きではないが、最近はその手の小説が(ミステリに限らず)増えているように思う。
そういった中で、今作は終盤までは普通のミステリとして読めるし、その意味では前2作よりもまともかもしれない。ただ、最後の部分、その終わり方はどうなのだろう。結局、どうなったのか、というか、今までのは何だったのか、という感じで終わってしまった。次巻でどうなっているのか、というのもそうだが、結局何がしたかったのかが少し分からないように思う。
もっと言うと、このシリーズ自体の位置付けというのもよくわからないし。まあ、もう少し様子を見ようという感じ。
0 件のコメント:
コメントを投稿