2009年12月18日金曜日

聖剣の刀鍛冶(=ブラックスミス)#6. New World

聖剣の刀鍛冶(=ブラックスミス)#6. New World
三浦勇雄
メディアファクトリー
MF文庫J み-01-14
2009年6月30日 初版第1刷発行
ISBN:978-4-8401-2802-5 C0193
231ページ
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シリーズ第6巻。

前巻の5巻が、連作短編集のような形で物語の本編の余白を埋めるような位置付けであったのにたいし、この第6巻は、きちんと本編が進行している。既刊では、窮地に陥るも最後にはなんとか勝利を得る、というパターンであったが、この巻ではそれが一変し、むしろ最初から最後まで負け続き、一度は敵の手に落ち、辛くも脱出するも再び…、というようにほとんど良いところがなく、むしろ主人公たちだけでなく、都市全部が窮地に陥いるというところで終わっている。これまでは、1巻でひとまず事件が解決していたが、今回はそうならずに次巻に続く、という意味でもこれまでとはひと味違っている。ここから、どういう風に持っていくのかということも楽しみだ。

気になったところとしては、この巻の副題に「New World」とついていることだ。これ自体は、この第6巻に収録されている章のタイトルではあるのだが、読んでみての印象ではどうしても違和感を感じてしまう。New Worldというと、どこまでも広がっている世界、あるいは可能性といったものをイメージするが、この巻の雰囲気だと、むしろ物語の終盤に差し掛かりつつある、クライマックスがもう目の前にくるのでは、といった印象を受ける。まだ、次を読んでいないので何ともいえないが、その点が少し気になった。

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