2009年12月20日日曜日

忙しい死体

忙しい死体
ドナルド・E・ウェストレイク
木村浩美 訳
論創社
論創海外ミステリ87
2009年8月15日 初版第1刷印刷/2009年8月25日 初版第1刷発行
ISBN:978-4-8460-0903-8 C0097
243ページ
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The Busy Body
by Donald E. Westlake
1966
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ドナルド・E・ウェストレイクの初期(1966年)の作品。

『やとわれた男』(1960)、『361』(1961)などのクライムノベルから、『弱虫チャーリー、逃亡中』(1965)を経て、徐々にコミカルな作品に向かっていくその過程の作品。そのためか、主人公がギャング組織の若手幹部でありながら、話の展開はというと、後のドートマンダーの作品のように、どんどんと面倒に巻き込まれていく…、という正にウェストレイク的な作品になっている。また、作品自体もそれ程長くなく、テンポも良いので、スムーズに読んでいける。

ウェストレイクは2008年の大晦日に亡くなってしまったが、彼の作品自体はドートマンダーもの、悪党パーカーもの、また、今作のようなノンシリーズもまだ未訳の作品が何作かあるので、出来れば早く読みたいと思う。2009年の秋に"Thieves dozen"の邦訳が出たが、この数年長編の新訳が出ていなかったので、それほど期待していなかったが、ぜひその他の作品も出して欲しいし、現在絶版になっている作品の復活も望みたい。

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