難民探偵
西尾維新
講談社
2009年12月17日 第1刷発行
ISBN:978-4-06-215941-8 C0093
348ページ
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講談社の「創業100周年記念出版書き下ろし100冊」の企画の作品らしい。記念の作品に「難民」なんて単語がタイトルに入るのもどうかと思うが。西尾維新の作品がこのようなハードカバーでというのは珍しいと思う。他では、「Death Note」や「xxx Holic」のノベライズあたりがそうだったような気がするが、それ以外ではないのではないかと思う。
内容はというと、これまた珍しく、割合きちんとした推理小説になっている。これまでの作品でもミステリ的な要素のある作品というのはあるが、大抵の場合は、もっとスペシャルな登場人物が多い状況での謎解きばかりで、(能力的に)ごく普通の人間による謎解き、というのは、おそらくこれが初では、と思う。その意味では、他の作品よりも随分と映像化しやすい作品だとは思う。
純粋にミステリ的に見れば、割と軽めのミステリなので物足りなさがないわけではないが、それぞれのキャラクターの行動なども含めて、色々と楽しめると思うし、こういう作品もアリだと思う。また、今度の展開がどうなるかは知らないが、キャラクターの紹介などは今回で済んでいるので、次作以降では、もっとメインの事件に関する部分の記述が増えて面白いと思う。今まではノベルス版が多いが、個人的にはこういうハードカバーも悪くないと思う。
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