武家屋敷の殺人
小島正樹
講談社
講談社ノベルス コO-01
2009年11月5日 第1刷発行
ISBN:978-4-06-182695-3 C0293
370ページ
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共著なども含めると小島正樹の3作目の作品。
当り。非常に出来が良い。武家屋敷という舞台や、ミイラ、過去の事件など作品の持つ雰囲気は、ホラーやゴシックに近しいものを持っているように感じる。しかし、スタートからラストの解決まで幾つもの謎が提示されるが、それらの解決に際して、なんら超常的な方法に頼らず、きちんと論理で納得出来る形での解決を与えている。その点が非常に好印象だ。
裏表紙の説明書きにあるような、「目が離せないジェットコースター新感覚」かはともかく、確かに、きちんとしたミステリーになっていると思う。それだけに、この説明書きは(出版社側が)もう少し気を使ってもらいたい。これだけの水準の作品であるならば、良くある陳腐な説明では不足だし、「目が離せないー」云々では装飾過多に感じる。とはいえ、作品の出来としては申し分なし。余計な前情報は入れずに普通に読めば良いと思う。
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