剣の女王と烙印の仔I
杉井光
メディアファクトリー
MF文庫J す-03-01
2009年4月30日 初版第1刷発行
ISBN:978-4-8401-2755-4 C0193
295ページ
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自らの運命に立ち向かう少年、少女が主人公という正に直球のファンタジーのようなライトノベル。読んでみて、テンポが非常に良いという印象を受ける。何度か戦闘の場面があるが、そこでも、テンポを落とさずに進んでいく点もいいと思う。また、戦闘自体もあくまで個人の力によって戦っていて、魔法のような超常的な力などは使用されない、というのも好ましいと思う。
また、主人公の二人に課せられた、自らの運命を見る力、そして、烙印といったギミックもそれ自体が彼らの運命であると同時に、それがこの世界自体にかなり重要なもののようなのも、面白いと同時に効果的な設定だと思う。
ただ気になるのは、主人公たちのキャラクター、性格にやや難があるというか、安易すぎるようにも思う。非常にライトノベル的な性格というか、余りに直球すぎる、単純すぎる用に思う。これだけ重い運命を背負わされた主人公であるならば、性格もそれ相応に影を持つというか、周りが近づけないほど深く悩んだり、もう少し複雑な人格にした方が、物語全体に説得力が出てくるのでは、と思う。
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