零崎人識(=ゼロザキヒトシキ)の人間関係 戯言遣いとの関係
西尾維新
講談社
講談社ノベルス ニJ-27
2010年3月25日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182682-3 C0293
173ページ
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「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。
零崎双識はラストでちょっとだけ出てきたが、今作の戯言遣いに至っては、全く出て来ず。この全く出て来ない、ということ自体が、ある意味では、この二人の関係を端的に示しているとも思う。
今作は、ラスト4巻の内でも、或いはシリーズ全体で見ても、少し特殊な位置付けだと思う。今回は、シリーズ本編の数年後(約8年後)から、過去を回想し、過去の事件の真相を語る、というパターン。正直なところ、何故そうする必要があるのか、という気がしないでもない。既に事件も一応決着はついているし、また、この事件それ自体がシリーズを通してそこまで重要なものか、というとそうでもないと思う。だからこそ、あえて何故今この事件なのか、という理由が欲しかった。
とはいえ、これまで名前だけで実際に動くシーンのなかった(或いは少なかった)キャラクターが動いている場面もあり、ああ、こういうキャラだったんだ、という確認ができるのは良いかもしれない。
2010年6月30日水曜日
零崎人識(=ゼロザキヒトシキ)の人間関係 零崎双識との関係
零崎人識(=ゼロザキヒトシキ)の人間関係 零崎双識との関係
西尾維新
講談社
講談社ノベルス ニJ-26
2010年3月25日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182681-6 C0293
166ページ
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「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。
今回は零崎双識編。時期は数年前、萩原子荻による対零崎戦の最終盤での話。
まず一つ言えるのは、肝心の零崎双識が出てこない。結局、最後の最後でチラッと出てくるだけで、後はずっと敵方の人間が揃いも揃って勘違いしっぱなし。呪い名が一通り揃っているにもかかわらず、この間違いっぷりもどうかと思うが、それに合わす方も合わす方という感じ。零崎人識のバトルの場面も、これまで何度かあった。その際は、割と楽勝というか、苦戦とか負傷するというイメージはあまりなかったが、今作では、かなり派手にやられていた。その辺と、或いは、名前だけで全然出てこなかった呪い名あたりもポイントか。
西尾維新
講談社
講談社ノベルス ニJ-26
2010年3月25日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182681-6 C0293
166ページ
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「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。
今回は零崎双識編。時期は数年前、萩原子荻による対零崎戦の最終盤での話。
まず一つ言えるのは、肝心の零崎双識が出てこない。結局、最後の最後でチラッと出てくるだけで、後はずっと敵方の人間が揃いも揃って勘違いしっぱなし。呪い名が一通り揃っているにもかかわらず、この間違いっぷりもどうかと思うが、それに合わす方も合わす方という感じ。零崎人識のバトルの場面も、これまで何度かあった。その際は、割と楽勝というか、苦戦とか負傷するというイメージはあまりなかったが、今作では、かなり派手にやられていた。その辺と、或いは、名前だけで全然出てこなかった呪い名あたりもポイントか。
零崎人識(=ゼロザキヒトシキ)の人間関係 無桐伊織との関係
零崎人識(=ゼロザキヒトシキ)の人間関係 無桐伊織との関係
西尾維新
講談社
講談社ノベルス ニJ-25
2010年3月25日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182680-9 C0293
254ページ
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「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。
「戯言シリーズ」本編のほぼ直後の話。この4冊の中で純粋に物語として面白いのはこの巻だと思う。今作で中心となっているのは、「人間試験」で登場した無桐伊織と、戯言シリーズの闇口崩子、哀川潤というなかなかありそうもない組み合わせ。単純にキャラクターの問題かもしれないが、この無桐伊織が一番自由に、活き活きと(というか、空気を読まずに)動いている。(この辺りは好き嫌いあると思うが)この周囲の空気を読まないところが良い。基本となるストーリーは、割とシリアスなだけに、その空気を意識することなく動いているキャラクターは、すごく効くと思う。想像だが、おそらくは、書いている作者もこの種のキャラクターは書いていて楽しいのではないかと思う。
西尾維新
講談社
講談社ノベルス ニJ-25
2010年3月25日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182680-9 C0293
254ページ
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「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。
「戯言シリーズ」本編のほぼ直後の話。この4冊の中で純粋に物語として面白いのはこの巻だと思う。今作で中心となっているのは、「人間試験」で登場した無桐伊織と、戯言シリーズの闇口崩子、哀川潤というなかなかありそうもない組み合わせ。単純にキャラクターの問題かもしれないが、この無桐伊織が一番自由に、活き活きと(というか、空気を読まずに)動いている。(この辺りは好き嫌いあると思うが)この周囲の空気を読まないところが良い。基本となるストーリーは、割とシリアスなだけに、その空気を意識することなく動いているキャラクターは、すごく効くと思う。想像だが、おそらくは、書いている作者もこの種のキャラクターは書いていて楽しいのではないかと思う。
2010年6月29日火曜日
零崎人識(=ゼロザキヒトシキ)の人間関係 匂宮出夢との関係
零崎人識(=ゼロザキヒトシキ)の人間関係 匂宮出夢との関係
西尾維新
講談社
講談社ノベルス ニJ-24
2010年3月25日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182679-3 C0293
186ページ
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「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。
「戯言シリーズ」本編の数年前の話。4冊の中で比較すると、この出夢編が一番シリーズ本編との関わりというか、影響が大きい。ある時点までは、二人の関係は上手く噛み合っていた。しかし、ある人物と出会うことで、その関係が大きく歪み、壊れる。最悪の面目躍如であるともいえるし、そのまま出会うこと無く済んでいたら、という展開も面白そうだと思う。
また、この巻では、これまでそう多く見られなかった、西条玉藻の活躍?するシーンも結構ポイントかもしれない。
西尾維新
講談社
講談社ノベルス ニJ-24
2010年3月25日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182679-3 C0293
186ページ
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「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。
「戯言シリーズ」本編の数年前の話。4冊の中で比較すると、この出夢編が一番シリーズ本編との関わりというか、影響が大きい。ある時点までは、二人の関係は上手く噛み合っていた。しかし、ある人物と出会うことで、その関係が大きく歪み、壊れる。最悪の面目躍如であるともいえるし、そのまま出会うこと無く済んでいたら、という展開も面白そうだと思う。
また、この巻では、これまでそう多く見られなかった、西条玉藻の活躍?するシーンも結構ポイントかもしれない。
灼眼のシャナXX
灼眼のシャナXX
高橋弥七郎
アスキー・メディアワークス
電撃文庫 た-14-26
2010年4月10日 初版発行
ISBN: 978-4-04-868451-4 C0193
253ページ
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シリーズ20巻目。
ここ数冊をかけて繰り広げられてきた一連の戦いが、ひとまずは集結した。ライトノベルとしてみると、そもそも行使する日本語のレベルも高く、また、世界観も含めてきっちりとした世界であったし、ここのところ登場人物も多く、ある意味では、大河ドラマ的な物になってきていたところなので、やむを得ない面もあると思うが、ここ何冊かを読む限り、かなり冗長な印象を受ける。もちろん、もうこの時点で、最終的な結末なども含めてのペース配分なのだろうが、それにしてもこの所イマイチキレがないように感じる。残すは、どうやってゴールするか、という点が関心事だろうから、この後のクライマックスに期待したい。
高橋弥七郎
アスキー・メディアワークス
電撃文庫 た-14-26
2010年4月10日 初版発行
ISBN: 978-4-04-868451-4 C0193
253ページ
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シリーズ20巻目。
ここ数冊をかけて繰り広げられてきた一連の戦いが、ひとまずは集結した。ライトノベルとしてみると、そもそも行使する日本語のレベルも高く、また、世界観も含めてきっちりとした世界であったし、ここのところ登場人物も多く、ある意味では、大河ドラマ的な物になってきていたところなので、やむを得ない面もあると思うが、ここ何冊かを読む限り、かなり冗長な印象を受ける。もちろん、もうこの時点で、最終的な結末なども含めてのペース配分なのだろうが、それにしてもこの所イマイチキレがないように感じる。残すは、どうやってゴールするか、という点が関心事だろうから、この後のクライマックスに期待したい。
うみねこのなく頃に Episode 3 Banquet of the golden witch(下)
うみねこのなく頃に Episode 3 Banquet of the golden witch(下)
竜騎士07
講談社
講談社BOX リA-23
2010年4月1日 第1刷発行
ISBN:978-4-06-283745-3 C0093
326ページ
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シリーズ3巻の下巻。
1巻、2巻とこれといって特に大きな違いは無かった。3巻の上巻にしてようやく、物語が動き出し、この下巻で初めて前2巻との違いがはっきりと出てきた。そして、ここに来てようやく、という若干の満足感と共に、ここまで読み進める過程で形成された魔女のイメージ、おそらくはこういう性格だろう、というある意味ではこのゲームの根幹に関わる部分が大きく揺すぶられた。
前の2巻も必要な要素ではあると思うが、物語の持つ衝撃という意味では、ここまでの中では、間違いなくこの3巻だと思う。これを受けて次の4巻目でどう持ってくるのか楽しみにしたい。
竜騎士07
講談社
講談社BOX リA-23
2010年4月1日 第1刷発行
ISBN:978-4-06-283745-3 C0093
326ページ
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シリーズ3巻の下巻。
1巻、2巻とこれといって特に大きな違いは無かった。3巻の上巻にしてようやく、物語が動き出し、この下巻で初めて前2巻との違いがはっきりと出てきた。そして、ここに来てようやく、という若干の満足感と共に、ここまで読み進める過程で形成された魔女のイメージ、おそらくはこういう性格だろう、というある意味ではこのゲームの根幹に関わる部分が大きく揺すぶられた。
前の2巻も必要な要素ではあると思うが、物語の持つ衝撃という意味では、ここまでの中では、間違いなくこの3巻だと思う。これを受けて次の4巻目でどう持ってくるのか楽しみにしたい。
微睡み(=まどろみ)のセフィロト
微睡み(=まどろみ)のセフィロト
冲方丁
早川書房
ハヤカワ文庫JA JA ウ 1 7 JA 990
2010年3月10日 印刷/ 2010年3月15日 発行
ISBN: 978-4-15-030990-9 C0193
223ページ
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内容を紹介する説明などから、勝手に「マルドゥック・スクランブル」のプロトタイプ的作品かと思って読み始めたが、SF的な設定や主人公である捜査官パットなど「マルドゥック〜」を連想させるものはあるにせよ、嬉しいことに、作品としては全く別物だった。
この作品は、作者の最初期の作品であるにもかかわらず、その端々に、(多少の加筆修正などあるにせよ)後の作品とも共通する完成度の高さを感じさせる。その世界の構築の仕方、また、読んでいるこちらを違和感無くその世界に没入させる辺り流石だと思う。また、この作品自体、「マルドゥック〜」などと比べてもかなり量的にも少なく、その分全体があっさりと読むことが出来てしまう。途中の描写なども、実際にはかなりグロテスクな場面もあるが、読んだ後の印象としては非常に爽やかだと思う。ぜひ、この作品、世界での続編も読んでみたいと思う。
冲方丁
早川書房
ハヤカワ文庫JA JA ウ 1 7 JA 990
2010年3月10日 印刷/ 2010年3月15日 発行
ISBN: 978-4-15-030990-9 C0193
223ページ
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内容を紹介する説明などから、勝手に「マルドゥック・スクランブル」のプロトタイプ的作品かと思って読み始めたが、SF的な設定や主人公である捜査官パットなど「マルドゥック〜」を連想させるものはあるにせよ、嬉しいことに、作品としては全く別物だった。
この作品は、作者の最初期の作品であるにもかかわらず、その端々に、(多少の加筆修正などあるにせよ)後の作品とも共通する完成度の高さを感じさせる。その世界の構築の仕方、また、読んでいるこちらを違和感無くその世界に没入させる辺り流石だと思う。また、この作品自体、「マルドゥック〜」などと比べてもかなり量的にも少なく、その分全体があっさりと読むことが出来てしまう。途中の描写なども、実際にはかなりグロテスクな場面もあるが、読んだ後の印象としては非常に爽やかだと思う。ぜひ、この作品、世界での続編も読んでみたいと思う。
2010年6月23日水曜日
沈黙の絆
沈黙の絆
マイケル・ベイデン&リンダ・ケニー
藤田佳澄 訳
早川書房
ハヤカワ文庫HM HM ヘ 13 2 HM 323-2
2010年5月10日 印刷 /2010年5月15日 発行
ISBN: 978-4-15-176302-1 C0197
447ページ
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Skeleton Justice
by Dr. Michael Baden & Linda Kenney Baden
2009
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『永遠の沈黙
』に続く約4年ぶりのシリーズ2作目。
今作は、連続する「ヴァンパイア」による事件と爆弾テロの容疑者として、捕まった少年の弁護という二つの事件を軸に、主人公の二人が時には自ら、また、時には意図せずに巻き込まれていく、というのが基本的な図式。当然、2作目であるので、主要な登場人物たち(犬含む)は、もう既知で、その分本編全体を通じて、楽しめる。ただ、全体的に印象がそれほど濃くないというか、割とさらりとした感じで、淡々と進んでいったように感じられ、若干の物足りなさを覚える。逆に言えば、前作にも共通しているが、結構重いテーマを扱っていながら、それを意識させないという風に見れば、その辺りは上手だと思う。
本書の中に、ビデオカメラで撮っている映像を、リアルタイムでウェブ上で流すといった場面があったが、何となく技術の進歩を感じてしまった。前作での事件から、ある程度の時間が経過しているが、具体的に何ヶ月後、或いは何年後といった記述はなかったように思う。したがって、登場する技術や製品から、時間の経過が感じられる。その一方で、登場人物がその期間を律儀に年を取っている、というような風でもなかったので、その点は良かった。
その他、直接本編とは関係はないが、タイトルが前作、今作と「沈黙」という言葉でそろえてきた。確かに、内容を考えれば、悪くはないが、「沈黙」シリーズというと、スティーブン・セガールの印象が強すぎるので、避けた方が無難な気がする。
マイケル・ベイデン&リンダ・ケニー
藤田佳澄 訳
早川書房
ハヤカワ文庫HM HM ヘ 13 2 HM 323-2
2010年5月10日 印刷 /2010年5月15日 発行
ISBN: 978-4-15-176302-1 C0197
447ページ
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Skeleton Justice
by Dr. Michael Baden & Linda Kenney Baden
2009
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『永遠の沈黙
今作は、連続する「ヴァンパイア」による事件と爆弾テロの容疑者として、捕まった少年の弁護という二つの事件を軸に、主人公の二人が時には自ら、また、時には意図せずに巻き込まれていく、というのが基本的な図式。当然、2作目であるので、主要な登場人物たち(犬含む)は、もう既知で、その分本編全体を通じて、楽しめる。ただ、全体的に印象がそれほど濃くないというか、割とさらりとした感じで、淡々と進んでいったように感じられ、若干の物足りなさを覚える。逆に言えば、前作にも共通しているが、結構重いテーマを扱っていながら、それを意識させないという風に見れば、その辺りは上手だと思う。
本書の中に、ビデオカメラで撮っている映像を、リアルタイムでウェブ上で流すといった場面があったが、何となく技術の進歩を感じてしまった。前作での事件から、ある程度の時間が経過しているが、具体的に何ヶ月後、或いは何年後といった記述はなかったように思う。したがって、登場する技術や製品から、時間の経過が感じられる。その一方で、登場人物がその期間を律儀に年を取っている、というような風でもなかったので、その点は良かった。
その他、直接本編とは関係はないが、タイトルが前作、今作と「沈黙」という言葉でそろえてきた。確かに、内容を考えれば、悪くはないが、「沈黙」シリーズというと、スティーブン・セガールの印象が強すぎるので、避けた方が無難な気がする。
コミカランド フタ付きマグ ネコ
コミカランド フタ付きマグ ネコ
三郷陶器
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マグカップ。容量は公称約300cc。
アマゾンから届いた時には、箱がかなり軽いという印象だったが、実際に取り出して持ってみると、意外と重量があるように感じた。
現在は、主にティーバッグの紅茶(日東紅茶 DAY&DAY 100P
)を飲むのに利用しているが、ティーバッグひと袋に対して、お湯を8分目位まで入れると濃すぎず、薄すぎず、適当な濃さで使い勝手が良い。茶渋が気になるが、使用後乾ききってしまう前にきちんと洗えば、とりあえずは充分(勿論たまにきちんときれいにした方が良いとは思うが)。
注意点としては、洗っている際、水に濡れているときは、カップが少し滑り易くなる点だけ注意がいるように思う。
フタについては、これもデザインの一部なので出来れば使いたいが、今のところは特に必要ないので未使用。
三郷陶器
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マグカップ。容量は公称約300cc。
アマゾンから届いた時には、箱がかなり軽いという印象だったが、実際に取り出して持ってみると、意外と重量があるように感じた。
現在は、主にティーバッグの紅茶(日東紅茶 DAY&DAY 100P
注意点としては、洗っている際、水に濡れているときは、カップが少し滑り易くなる点だけ注意がいるように思う。
フタについては、これもデザインの一部なので出来れば使いたいが、今のところは特に必要ないので未使用。
2010年6月20日日曜日
アニメ化物語 オフィシャルガイドブック
アニメ化物語 オフィシャルガイドブック
講談社BOX 編
講談社
2009年6月29日 第1刷発行 /2010年2月15日 第4刷発行
ISBN: 978-4-06-215498-7
47ページ
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とりあえず、でかい。
そもそも発行された時期が、アニメがはじまる直前(?、前後?)ぐらいのタイミングなので、TV放送が終わり、ラストの15話が始まる前の時期に見ているので、それほど得る情報がないというのは、ある意味で当たり前のことではあるが、それを差し引いてもあまり得るものはなかったように思う。アニメ版の解説にあるようなイラスト類はアニメのウェブページから見れるものが多いし、小説の方の解説に至っては、簡単なあらすじ程度なので、実際に原作を読んでいればほぼ不要だ。多少興味があるのは、製作陣や、声優陣のコメントあたりか。
それでも、この特大サイズである必要は皆無だと思う。読みづらいだけだし、もっと標準的なサイズにして少しページ数が増えた方が良いし、もし、アニメのイラスト類を大きく見せたいのなら、それこそ宣伝用のポスターを単体で発売すれば良いだけの話だと思う。もっとユーザーフレンドリーな作りが良かったと思う。
講談社BOX 編
講談社
2009年6月29日 第1刷発行 /2010年2月15日 第4刷発行
ISBN: 978-4-06-215498-7
47ページ
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とりあえず、でかい。
そもそも発行された時期が、アニメがはじまる直前(?、前後?)ぐらいのタイミングなので、TV放送が終わり、ラストの15話が始まる前の時期に見ているので、それほど得る情報がないというのは、ある意味で当たり前のことではあるが、それを差し引いてもあまり得るものはなかったように思う。アニメ版の解説にあるようなイラスト類はアニメのウェブページから見れるものが多いし、小説の方の解説に至っては、簡単なあらすじ程度なので、実際に原作を読んでいればほぼ不要だ。多少興味があるのは、製作陣や、声優陣のコメントあたりか。
それでも、この特大サイズである必要は皆無だと思う。読みづらいだけだし、もっと標準的なサイズにして少しページ数が増えた方が良いし、もし、アニメのイラスト類を大きく見せたいのなら、それこそ宣伝用のポスターを単体で発売すれば良いだけの話だと思う。もっとユーザーフレンドリーな作りが良かったと思う。
NHKおかあさんといっしょ 50年 うたのBEST110
NHKおかあさんといっしょ 50年 うたのBEST110
Columbia Music Entertainment
2009
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NHK「おかあさんといっしょ」の50周年の記念アルバム。
50年もの間に蓄積されたストックは、流石にすごい。当然、自分が見ていたのは、小さいときのほんの数年だけで、それ以外の、最初期の頃も最近のにしてもほとんど知らないにもかかわらず、聞いたことがある曲が予想していたよりも沢山、それこそ、Disc1から知っている曲はあった。難点を一つ挙げるなら、その価格か。CD4枚で約7000円はちょっと高すぎだと思う。
今回収録されている曲については勿論、歌っている人が違うバージョンも含めてまだまだあるだろうし、収録されていない曲にもぜひ聞きたい曲は沢山あるはず。また、「みんなの歌」などもそうだが、歌だけでなく、流れていた映像も折角なので見てみたい。NHKは、これだけのコンテンツを持っているのだから、もっともっとそれらを利用出来る形にしてもらいたい。視聴料や不祥事など、下らないトラブルばかり起こしていないで、公共放送としての存在意義を示すという意味でも、きちんと還元してもらいたい。
Columbia Music Entertainment
2009
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NHK「おかあさんといっしょ」の50周年の記念アルバム。
50年もの間に蓄積されたストックは、流石にすごい。当然、自分が見ていたのは、小さいときのほんの数年だけで、それ以外の、最初期の頃も最近のにしてもほとんど知らないにもかかわらず、聞いたことがある曲が予想していたよりも沢山、それこそ、Disc1から知っている曲はあった。難点を一つ挙げるなら、その価格か。CD4枚で約7000円はちょっと高すぎだと思う。
今回収録されている曲については勿論、歌っている人が違うバージョンも含めてまだまだあるだろうし、収録されていない曲にもぜひ聞きたい曲は沢山あるはず。また、「みんなの歌」などもそうだが、歌だけでなく、流れていた映像も折角なので見てみたい。NHKは、これだけのコンテンツを持っているのだから、もっともっとそれらを利用出来る形にしてもらいたい。視聴料や不祥事など、下らないトラブルばかり起こしていないで、公共放送としての存在意義を示すという意味でも、きちんと還元してもらいたい。
2010年6月19日土曜日
放課後の魔術師(=メイガス) 7 スマイル・ウィズ・ユー
放課後の魔術師(=メイガス) 7 スマイル・ウィズ・ユー
土屋つかさ
角川書店
角川スニーカー文庫 S 208-7
平成22年5月1日 初版発行
ISBN: 978-4-04-474007-8 C0193
326ページ
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シリーズ完結編。
このシリーズは、第1巻から読んできて、最初の1、2巻辺りでは、割と期待していた。例えば、頻繁に物語の視点が変わる、という文体、あるいは作風。作者がボードゲームが好きだというところから影響されているであろう、ある種のルールに基づく、制約条件が課された中でのバトルの展開など、この物語世界を構成する要素はなかなか魅力的なものだと感じた。
しかしながら、次第に恋愛などの方に引っ張られるようになり、作品の持つ鋭さのようなものはあまり感じられなくなってきた。前の6巻、そしてこの7巻の記憶喪失ネタなど、ごく普通の、よくある小説になってしまった。それ自体は別に悪いとは言わないし、一つの選択ではあるが、段々その他大勢のライトノベルの中に埋没してきた様に思う。この作品が、他と比べ、劣っているとも思わないし、十分な水準にあると思うが、当初からの期待値が高かっただけに、その後の落差が大きく、それだけに一層残念だ。次回はもっと練りに練った、密度の濃い作品を期待したい。
土屋つかさ
角川書店
角川スニーカー文庫 S 208-7
平成22年5月1日 初版発行
ISBN: 978-4-04-474007-8 C0193
326ページ
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シリーズ完結編。
このシリーズは、第1巻から読んできて、最初の1、2巻辺りでは、割と期待していた。例えば、頻繁に物語の視点が変わる、という文体、あるいは作風。作者がボードゲームが好きだというところから影響されているであろう、ある種のルールに基づく、制約条件が課された中でのバトルの展開など、この物語世界を構成する要素はなかなか魅力的なものだと感じた。
しかしながら、次第に恋愛などの方に引っ張られるようになり、作品の持つ鋭さのようなものはあまり感じられなくなってきた。前の6巻、そしてこの7巻の記憶喪失ネタなど、ごく普通の、よくある小説になってしまった。それ自体は別に悪いとは言わないし、一つの選択ではあるが、段々その他大勢のライトノベルの中に埋没してきた様に思う。この作品が、他と比べ、劣っているとも思わないし、十分な水準にあると思うが、当初からの期待値が高かっただけに、その後の落差が大きく、それだけに一層残念だ。次回はもっと練りに練った、密度の濃い作品を期待したい。
クライマックス 80's Yellow
クライマックス 80's Yellow
Sony Music
2008
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80年代(と70年代の終わり頃)の曲を集めたコンピレーション・アルバム。
全体的な印象としては、新規性に欠けるように思う。ここ数年、CDが売れないと言われ続け、こういった種類のコンピレーション・アルバムや、カバーアルバムが幾つも出されているが、このアルバムもその中の一つに過ぎないように思う。もちろん、収録曲はどれも有名な曲ではあるが、逆に言うと他のアルバムで十分に入手可能なものばかりが並んでいる。もっというなら、ある意味、お決まりの曲が大半を占めているとも言える。その中で、このアルバムならではの色ないしは、存在意義は何なのか、がどうにも見出せない。同時発売のCDとの重複曲は無いといくら言ったとしても、既に発売されている同種のコンセプトのコンピレーション・アルバムと大半が重複しているのだから、そんな狭い範囲のことを言っても何の意味がない。聞く側からすれば、どのレーベルから出ているかが重要なのではなく、聞きたい曲があるか、聞きたい歌手が入っているかの方がはるかに重要だ。安易な企画ものばかりでなく、もっと違った形のアプローチの仕方を考えた方が良いと思う。
Sony Music
2008
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80年代(と70年代の終わり頃)の曲を集めたコンピレーション・アルバム。
全体的な印象としては、新規性に欠けるように思う。ここ数年、CDが売れないと言われ続け、こういった種類のコンピレーション・アルバムや、カバーアルバムが幾つも出されているが、このアルバムもその中の一つに過ぎないように思う。もちろん、収録曲はどれも有名な曲ではあるが、逆に言うと他のアルバムで十分に入手可能なものばかりが並んでいる。もっというなら、ある意味、お決まりの曲が大半を占めているとも言える。その中で、このアルバムならではの色ないしは、存在意義は何なのか、がどうにも見出せない。同時発売のCDとの重複曲は無いといくら言ったとしても、既に発売されている同種のコンセプトのコンピレーション・アルバムと大半が重複しているのだから、そんな狭い範囲のことを言っても何の意味がない。聞く側からすれば、どのレーベルから出ているかが重要なのではなく、聞きたい曲があるか、聞きたい歌手が入っているかの方がはるかに重要だ。安易な企画ものばかりでなく、もっと違った形のアプローチの仕方を考えた方が良いと思う。
完全犯罪研究部
完全犯罪研究部
汀こるもの
講談社
講談社ノベルス ミI-06
2010年3月4日 第1刷発行
ISBN:978-4-06-182706-6 C0293
236ページ
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初の「THANATOS」シリーズでない、ノンシリーズ(或いは新シリーズ?)の作品。裏表紙の内容紹介文や、講談社のサイトの説明を読んで、もっときつい作品かと思って読み始めたが、実際に読んでみると、「THANATOS」のシリーズよりもだいぶ柔らかいというか、過激な場面はあるものの、含んでいる毒は抑えめ、という印象を受けた。しかしながら、全体を通した作品の雰囲気は確かに汀こるものの書く文章であることが感じられたので、その点は流石だと思う。
したがって、これまでの汀こるものの作品を読んで面白いと感じられた人は、この作品を読んでも楽しめるだろうし、反対に肌に合わないと感じたのならば、やはり今作もダメだと思う。また、残念ながら、作風とか内容から判断する限り、一部のマニア的な層には受けても、決して大多数の支持を集めることもないと思う。個人的には割と気に入ったので、続編というか、このメンバーの別の事件なども読みたい気もするが、最後に少しきれいにまとまり過ぎている感があるので、その点少し難しいかもしれない。
汀こるもの
講談社
講談社ノベルス ミI-06
2010年3月4日 第1刷発行
ISBN:978-4-06-182706-6 C0293
236ページ
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初の「THANATOS」シリーズでない、ノンシリーズ(或いは新シリーズ?)の作品。裏表紙の内容紹介文や、講談社のサイトの説明を読んで、もっときつい作品かと思って読み始めたが、実際に読んでみると、「THANATOS」のシリーズよりもだいぶ柔らかいというか、過激な場面はあるものの、含んでいる毒は抑えめ、という印象を受けた。しかしながら、全体を通した作品の雰囲気は確かに汀こるものの書く文章であることが感じられたので、その点は流石だと思う。
したがって、これまでの汀こるものの作品を読んで面白いと感じられた人は、この作品を読んでも楽しめるだろうし、反対に肌に合わないと感じたのならば、やはり今作もダメだと思う。また、残念ながら、作風とか内容から判断する限り、一部のマニア的な層には受けても、決して大多数の支持を集めることもないと思う。個人的には割と気に入ったので、続編というか、このメンバーの別の事件なども読みたい気もするが、最後に少しきれいにまとまり過ぎている感があるので、その点少し難しいかもしれない。
2010年6月17日木曜日
聖剣の刀鍛冶(=ブラックスミス)8 #8. Light & Darkness
聖剣の刀鍛冶(=ブラックスミス)8 #8. Light & Darkness
三浦勇雄
メディアファクトリー
MF文庫J み-01-16
2010年1月31日 初版第1刷発行
ISBN:978-8401-3157-5 C0193
229ページ
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シリーズ第8巻。
前巻まででひとまず話が区切られたので、この8巻は、その次の展開のためのワンクッションというような役割の巻である。特に対決する両者、双方の陣営の様子を描いており、また、これまであまり語られなかった、物語全体に関係するようなエピソードもちらほらと見え、閑話休題的な位置付けながらも色々と見るべきポイントはあると思う。
この巻で出てきた情報も含めて、世界観なども含めて大体固まってきた感じもある。最初の頃と比べて、ある程度(良い意味で)安定してきたとも言えるし、また、反対に(良くない意味で)丸くなったようにも見えるが、今後作者はどうしようとしているのか。その辺りも少し注目したい。
三浦勇雄
メディアファクトリー
MF文庫J み-01-16
2010年1月31日 初版第1刷発行
ISBN:978-8401-3157-5 C0193
229ページ
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シリーズ第8巻。
前巻まででひとまず話が区切られたので、この8巻は、その次の展開のためのワンクッションというような役割の巻である。特に対決する両者、双方の陣営の様子を描いており、また、これまであまり語られなかった、物語全体に関係するようなエピソードもちらほらと見え、閑話休題的な位置付けながらも色々と見るべきポイントはあると思う。
この巻で出てきた情報も含めて、世界観なども含めて大体固まってきた感じもある。最初の頃と比べて、ある程度(良い意味で)安定してきたとも言えるし、また、反対に(良くない意味で)丸くなったようにも見えるが、今後作者はどうしようとしているのか。その辺りも少し注目したい。
2010年6月14日月曜日
BEST & COVERS
BEST & COVERS
島谷ひとみ
AVEX
2009
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10周年の記念ベストアルバム。
一度通して聞いてみた限りでは、あまりいいとは思わなかった。ここ数年それほど邦楽を聞いていなかったこともあり、最近の島谷ひとみの動向を把握していないため、前回の2003年のベストアルバム『Delicious! ~The Best of Hitomi Shimatani~ (CCCD)
』以降で、オリジナルの曲で知っている曲がほとんどなかった。また、カバー曲に関してもやはり特別いいとは感じなかった(「悪い」とはいわないが、少なくともオリジナルの歌手が歌っているものの方がいいと思う。例えば、ジュディ・オング『魅せられて』のや村下孝蔵の『初恋』のほうが絶対良いと思う)。
前回のベストアルバム以後大きな印象を残していないようなので、どうしても初期のヒット曲頼みといった印象を受けてしまう。そして、そうであるならば、あえて2枚組みにしてオリジナルとカバー曲を分ける必要性もあるとは思えない。そもそも、初期の一番売れていたであろう時期から、カバー曲は割と多いほうだったし、それならば、あえて区別する意味もないと思う。今作は、ベストアルバムではあるが、前作で十分だとも思えてしまう。
島谷ひとみ
AVEX
2009
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10周年の記念ベストアルバム。
一度通して聞いてみた限りでは、あまりいいとは思わなかった。ここ数年それほど邦楽を聞いていなかったこともあり、最近の島谷ひとみの動向を把握していないため、前回の2003年のベストアルバム『Delicious! ~The Best of Hitomi Shimatani~ (CCCD)
前回のベストアルバム以後大きな印象を残していないようなので、どうしても初期のヒット曲頼みといった印象を受けてしまう。そして、そうであるならば、あえて2枚組みにしてオリジナルとカバー曲を分ける必要性もあるとは思えない。そもそも、初期の一番売れていたであろう時期から、カバー曲は割と多いほうだったし、それならば、あえて区別する意味もないと思う。今作は、ベストアルバムではあるが、前作で十分だとも思えてしまう。
2010年6月10日木曜日
ayaka's History 2006-2009
ayaka's History 2006-2009
絢香
Warner Music
2009
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絢香のベストアルバム。
タイトルにある通り、2006年から2009年までの約4年弱の曲からのベストアルバム。ある意味では、一番いい時期といっても良い期間の曲を集めたものであるため、全体としての質は良く、絢香のアルバムを一枚選ぶとしたら、これが最良の選択になると思う。しかし、その一方で、すべに別のアルバムなどで綾香を聴いている側からすると、どれもなじみの曲ばかりと言うか、驚きの少ない作品でもあると思う。まあ、仕方のないことではあると思うけど、1、2曲くらい田野アーティストの曲のカバーとか、ちょっとした企画ものを入れてみても面白かったかもしれない。
絢香
Warner Music
2009
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絢香のベストアルバム。
タイトルにある通り、2006年から2009年までの約4年弱の曲からのベストアルバム。ある意味では、一番いい時期といっても良い期間の曲を集めたものであるため、全体としての質は良く、絢香のアルバムを一枚選ぶとしたら、これが最良の選択になると思う。しかし、その一方で、すべに別のアルバムなどで綾香を聴いている側からすると、どれもなじみの曲ばかりと言うか、驚きの少ない作品でもあると思う。まあ、仕方のないことではあると思うけど、1、2曲くらい田野アーティストの曲のカバーとか、ちょっとした企画ものを入れてみても面白かったかもしれない。
2010年6月9日水曜日
財津和夫の曲たちI ~究極!財津和夫の名曲ここに集結!! ソロベスト~
財津和夫の曲たちI ~究極!財津和夫の名曲ここに集結!! ソロベスト~
財津和夫
Sony Music
2009
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財津和夫のソロのベストアルバムの1(2
もある。こちらは、他のアーティストへ提供した曲)。
今回このアルバムを聞いた理由は、このアルバムに収録されている「切手のないおくりもの」を聞きたかったから。YouTubeなどには、みんなのうた(?だったと思うけど)のときの本人が出演している映像がアップされているけれど、やはりiPodで聞くには、映像よりも音だけで良いと考えて、CD音源になっているものを探した。このCDに収録されているのは、みんなの歌のと同じバージョンだが、もう一枚のベストアルバムの方にも収録されているようなので、そちらの(おそらくは別バージョンの)方も聞いてみたい。
アルバム全体の印象としては、正直ほとんどの曲を知らなかった。知っていたのは、チューリップのときの「心の旅」や「サボテンの花」、「WAKE UP」、或いはセルフカバーの「あいたい」くらいで、他はほぼ知らない曲だった。本来の目的である「切手のないおくりもの」を聞けたので、当初の目的は達しているわけだが、もう一枚のアルバムの方が知っている曲が多いということを考えると、ちょっと損した気分もある。そちらも機会を見て聞いてみたいと思う。
財津和夫
Sony Music
2009
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財津和夫のソロのベストアルバムの1(2
今回このアルバムを聞いた理由は、このアルバムに収録されている「切手のないおくりもの」を聞きたかったから。YouTubeなどには、みんなのうた(?だったと思うけど)のときの本人が出演している映像がアップされているけれど、やはりiPodで聞くには、映像よりも音だけで良いと考えて、CD音源になっているものを探した。このCDに収録されているのは、みんなの歌のと同じバージョンだが、もう一枚のベストアルバムの方にも収録されているようなので、そちらの(おそらくは別バージョンの)方も聞いてみたい。
アルバム全体の印象としては、正直ほとんどの曲を知らなかった。知っていたのは、チューリップのときの「心の旅」や「サボテンの花」、「WAKE UP」、或いはセルフカバーの「あいたい」くらいで、他はほぼ知らない曲だった。本来の目的である「切手のないおくりもの」を聞けたので、当初の目的は達しているわけだが、もう一枚のアルバムの方が知っている曲が多いということを考えると、ちょっと損した気分もある。そちらも機会を見て聞いてみたいと思う。
2010年6月6日日曜日
It's Not Me, It's You
It's Not Me, It's You
Lily Allen
2009
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2枚目のアルバム。13、14曲目は日本語盤のボーナストラック。
音楽的な情報よりも、ゴシップなどの話題の方が多く聞こえてくるので、それほど多く期待していたわけではないが、実際聴いてみると案外まともというか、ちゃんとしていた。サウンド的にも騒音をまき散らすだけのバンドなと違い、どちらかというと聞き易いPOPな部類にはいると思う。というわけで、個人的には良いと思う。
しかし、それにしても、日本語版はそうでもないが、英語版のWikipediaの項目を見ると、注の数が200というところが、そもそもどういう見られ方をしているのかを表していると思う。そういう変な見方をされているという点では、少し気の毒な気もする。
Lily Allen
2009
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2枚目のアルバム。13、14曲目は日本語盤のボーナストラック。
音楽的な情報よりも、ゴシップなどの話題の方が多く聞こえてくるので、それほど多く期待していたわけではないが、実際聴いてみると案外まともというか、ちゃんとしていた。サウンド的にも騒音をまき散らすだけのバンドなと違い、どちらかというと聞き易いPOPな部類にはいると思う。というわけで、個人的には良いと思う。
しかし、それにしても、日本語版はそうでもないが、英語版のWikipediaの項目を見ると、注の数が200というところが、そもそもどういう見られ方をしているのかを表していると思う。そういう変な見方をされているという点では、少し気の毒な気もする。
THE FALL
THE FALL
Norah Jones
2009
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2007年の"Not Too Late"以来のアルバム。日本盤には、14曲目"Her Red Shoes"がボーナストラックで追加されている。
今作では、サウンドの面で前作までと違いが見られる。制作スタッフが変わった影響かどうかは分からないが、実際に聴いてみてはっきりと分かるほどの明確な違いがある。人によっては、その点で違和感を覚えるということもあるかもしれないが、当然ヴォーカルはNorah Jonesであるので、歌という点に関して大きな違いは感じなかった。むしろ、歌い方という点で言うならば、The Little Williesのときの方が分かり易く違っていたと思う。ともあれ、個人的にはこういうサウンドも勿論アリ。
Norah Jones
2009
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2007年の"Not Too Late"以来のアルバム。日本盤には、14曲目"Her Red Shoes"がボーナストラックで追加されている。
今作では、サウンドの面で前作までと違いが見られる。制作スタッフが変わった影響かどうかは分からないが、実際に聴いてみてはっきりと分かるほどの明確な違いがある。人によっては、その点で違和感を覚えるということもあるかもしれないが、当然ヴォーカルはNorah Jonesであるので、歌という点に関して大きな違いは感じなかった。むしろ、歌い方という点で言うならば、The Little Williesのときの方が分かり易く違っていたと思う。ともあれ、個人的にはこういうサウンドも勿論アリ。
BEST SUMMER ベストサマー
BEST SUMMER ベストサマー
Sony Music
2009
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夏をテーマにしたコンピレーション・アルバム。
こういった企画ものは割と頻繁にあるように思うし、実際そのようなので、どうしても評価は辛くなるが、意外と良かったと思う。大ヒット曲が最初の方で何曲かあり、その後はやや落ちるかな、というのがありがちなパターンだとしたら、その点このアルバムは、全体を通しての質はすごく安定しているように思う。
ただその一方で、ヒット曲ばかりなので、その大半(というかほとんど)は既に別のコンピレーション・アルバムに収録されていたり、オリジナルのアルバムの入手が用意であったり、あえてこのCDを、という必然性は少ないとも思う。どうせなら、なかなか聴けないような曲も何曲か入れるなど、もう一工夫あっても良いと感じた。
Sony Music
2009
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夏をテーマにしたコンピレーション・アルバム。
こういった企画ものは割と頻繁にあるように思うし、実際そのようなので、どうしても評価は辛くなるが、意外と良かったと思う。大ヒット曲が最初の方で何曲かあり、その後はやや落ちるかな、というのがありがちなパターンだとしたら、その点このアルバムは、全体を通しての質はすごく安定しているように思う。
ただその一方で、ヒット曲ばかりなので、その大半(というかほとんど)は既に別のコンピレーション・アルバムに収録されていたり、オリジナルのアルバムの入手が用意であったり、あえてこのCDを、という必然性は少ないとも思う。どうせなら、なかなか聴けないような曲も何曲か入れるなど、もう一工夫あっても良いと感じた。
エコを選ぶ力 賢い消費者と透明な社会
エコを選ぶ力 賢い消費者と透明な社会
ダニエル・ゴールマン
酒井泰介 訳
早川書房
ハヤカワ新書juice 008
2009年11月20日 初版印刷 /2009年11月25日 初版発行
ISBN: 978-4-15-320008-1 C0236
284ページ
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Ecological Intelligence: How Knowing the Hidden Impacts of What We Buy Can Change Everything
by Daniel Goleman
2009, 2010
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ハヤカワ新書juiceの第8巻目。
本書のテーマは「エコ」。そして、ここでいうエコとは、よくテレビ等で見られるような、ごくわずかな改良をこれでもかとばかりに声高に叫ぶ、まがい物のエコではなく、もっと科学的な裏付けのある、信頼しても良さそうなエコのことである。本書ではライフサイクル・アナリシス(LCA)の手法を用いて、ある製品それ自体のみならず、その製品の製造過程全体を通じて環境にどれだけの影響を及ぼしているのかを考える。そして、実際に環境に悪いという評価を受けた商品、企業がどのような行動をとったのかといった例を幾つも挙げている。
本書で紹介されている取り組みが一定の効果を上げるかどうかはまだ当分の間は結論が出ないと思う。というのは、そもそもその取り組み自体が部分的であるし、また、科学物質の人体への影響などはごく僅かな知見しか得られていない。しかし、それでも、これまでごく一部の生産者しか知らなかった情報が、オープンになり、(実際にそれらを分析することは出来なくても)消費者がそれらを下に判断する、或いは、自らの意見を表明する機会を得るということの意義は大きいとも思う。
その一方で、やはり「エコ」というのも一つの重要なキーワードであることに疑いはないと思うが、やはりそれ以外の判断、評価の基準もあるべきだと思う。昨今の状況を考えると、「環境」や「エコ」という言葉に必要以上に反応しすぎるきらいがある様に感じる。あくまでも一つの判断基準でしかないということも認識すべきであるように思う。
本書を読んで気になった点をいくつか。一つは、人間が科学物質に曝されている現状は、程度の差こそあれ完全には回避出来ないであろう点。これは、ある意味では予想される範囲内の出来事である一方、実際に極少量の汚染が体内に蓄積されることの危険性を示されるとやはり気になってしまう。もう一つは、ヨーロッパがそれらの危険物質の規制に対してかなり積極的な態度である一方、アメリカは違うという点。これも言われてみれば分かる気もするが、アメリカという国はこの方面に関してはもっと進歩的な国という印象があったが、消費者サイドと企業サイドとでは、実際は温度差があるというのは興味深いと感じた。翻って日本は、と考えると、どうなっているのか良く知らないというのは、問題な気がするが。
ダニエル・ゴールマン
酒井泰介 訳
早川書房
ハヤカワ新書juice 008
2009年11月20日 初版印刷 /2009年11月25日 初版発行
ISBN: 978-4-15-320008-1 C0236
284ページ
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Ecological Intelligence: How Knowing the Hidden Impacts of What We Buy Can Change Everything
by Daniel Goleman
2009, 2010
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ハヤカワ新書juiceの第8巻目。
本書のテーマは「エコ」。そして、ここでいうエコとは、よくテレビ等で見られるような、ごくわずかな改良をこれでもかとばかりに声高に叫ぶ、まがい物のエコではなく、もっと科学的な裏付けのある、信頼しても良さそうなエコのことである。本書ではライフサイクル・アナリシス(LCA)の手法を用いて、ある製品それ自体のみならず、その製品の製造過程全体を通じて環境にどれだけの影響を及ぼしているのかを考える。そして、実際に環境に悪いという評価を受けた商品、企業がどのような行動をとったのかといった例を幾つも挙げている。
本書で紹介されている取り組みが一定の効果を上げるかどうかはまだ当分の間は結論が出ないと思う。というのは、そもそもその取り組み自体が部分的であるし、また、科学物質の人体への影響などはごく僅かな知見しか得られていない。しかし、それでも、これまでごく一部の生産者しか知らなかった情報が、オープンになり、(実際にそれらを分析することは出来なくても)消費者がそれらを下に判断する、或いは、自らの意見を表明する機会を得るということの意義は大きいとも思う。
その一方で、やはり「エコ」というのも一つの重要なキーワードであることに疑いはないと思うが、やはりそれ以外の判断、評価の基準もあるべきだと思う。昨今の状況を考えると、「環境」や「エコ」という言葉に必要以上に反応しすぎるきらいがある様に感じる。あくまでも一つの判断基準でしかないということも認識すべきであるように思う。
本書を読んで気になった点をいくつか。一つは、人間が科学物質に曝されている現状は、程度の差こそあれ完全には回避出来ないであろう点。これは、ある意味では予想される範囲内の出来事である一方、実際に極少量の汚染が体内に蓄積されることの危険性を示されるとやはり気になってしまう。もう一つは、ヨーロッパがそれらの危険物質の規制に対してかなり積極的な態度である一方、アメリカは違うという点。これも言われてみれば分かる気もするが、アメリカという国はこの方面に関してはもっと進歩的な国という印象があったが、消費者サイドと企業サイドとでは、実際は温度差があるというのは興味深いと感じた。翻って日本は、と考えると、どうなっているのか良く知らないというのは、問題な気がするが。
2010年6月3日木曜日
創るセンス 工作の思考
創るセンス 工作の思考
森博嗣
集英社
集英社新書 0351C
2010年2月22日 第1刷発行
ISBN:978-4-08-720531-2 C0236
204ページ
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前作『自由をつくる自在に生きる
』に続く新書。
どちらもエッセイで内容的にはこれまでブログ等で書かれてきたことのあるものが中心になっている。前作が「自由」というやや漠然としたテーマで、今作は「工作」をテーマとしているが、どちらも根底ではつながっている。内容に特別に新しい事柄がいくつもあるとは思わないが、テーマを絞っているためか、前作と比べて話が少し深いところまでいっているようにも感じた。
これは工作に対する考え方とかあり方、というよりもむしろ教育とか、あるいはもっと広い意味で(例えば子供を)「育てる」といった時に、方法論とかそういうもの以前の心構え的なものとして捕らえるべきものだと思う。「こうすればこうなる」といった類のものではなく、「もしかしたらこうなる」とか、「なるかもしれない」とかのレベルの話だ。読んで何か感じる人もいるだろうし、感じない人もいるだろうし、何か得られるかどうかは、読む側のあり方に依存していると思う。
変わったところといえば、著者の写真くらいか。小説の著者略歴等では絶対載せないはずなのに。この辺にも、著者の価値観というか、あり方が現れていると思う。
森博嗣
集英社
集英社新書 0351C
2010年2月22日 第1刷発行
ISBN:978-4-08-720531-2 C0236
204ページ
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前作『自由をつくる自在に生きる
どちらもエッセイで内容的にはこれまでブログ等で書かれてきたことのあるものが中心になっている。前作が「自由」というやや漠然としたテーマで、今作は「工作」をテーマとしているが、どちらも根底ではつながっている。内容に特別に新しい事柄がいくつもあるとは思わないが、テーマを絞っているためか、前作と比べて話が少し深いところまでいっているようにも感じた。
これは工作に対する考え方とかあり方、というよりもむしろ教育とか、あるいはもっと広い意味で(例えば子供を)「育てる」といった時に、方法論とかそういうもの以前の心構え的なものとして捕らえるべきものだと思う。「こうすればこうなる」といった類のものではなく、「もしかしたらこうなる」とか、「なるかもしれない」とかのレベルの話だ。読んで何か感じる人もいるだろうし、感じない人もいるだろうし、何か得られるかどうかは、読む側のあり方に依存していると思う。
変わったところといえば、著者の写真くらいか。小説の著者略歴等では絶対載せないはずなのに。この辺にも、著者の価値観というか、あり方が現れていると思う。
世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか
世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか
菅原琢
光文社
光文社新書 434
2009年12月20日 初版第1刷発行
ISBN:978-4-334-03537-2 C0231
286ページ
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近年の自民党の迷走ぶりやそれに対する世論調査、新聞報道等を統計的な面から分析した本。
本書は、新書として書かれているが、300ページ弱という分量はもちろん、本文中に掲載されている図表の数など、通常新書として認識されている書籍などとは一線を画している。また、その内容についても近年の薄っぺらな新書などとは違って、それなりのヴォリュームのものになっている。タイトルがかなりキャッチーというか、ありがちなものになっているので、一見してその種の低レベルなものかと思いきや、意外ときちんとしたものだったと思う。
本書で述べられているように、マスコミ報道などはすぐに、「格差社会」や「市場原理主義」など安易にレッテルを貼って、わかった気になり、あたかもそれですべて説明できるかの様に誘導しがちだ。その多くの場合は、自分たち(あるいはその読者、支持者など)にとって都合のいい筋書きや、いかにも扇情的なストーリーに飛びついてばかりという印象がある。そういったついて感覚に訴えるのではなく、定量的に分析したというのは、マスメディアのレベルが低い現状では、かなり大きな意義があると思う。
その意味では、一般人レベルでも本書の内容については理解できなければならないだろうし、報道する側や、政治を実際に動かす側の人間であれば、本書のレベルは当然のリテラシーとして身に着けていなければならないものだとも思う。逆に言えばそれすらできていない日本のマスメディア、あるいは政治家の程度が低すぎるというのが最大の問題だともいえる。
本書の内容については十分に評価できるものだと思う。特に、日本の現状を鑑みるに、その果たすべき役割は大きいとも思う。しかし、その一方で、本書が既存の無内容な文献等を批判したのと同様、本書もきちんとした論理でもって批判にさらされるべきでもあると思う。もし、それをせずに、盲目的に本書の内容を信じるとしたら、それは新聞報道を真に受けているのと大して変わらないままでいるということを意味するからだ。
菅原琢
光文社
光文社新書 434
2009年12月20日 初版第1刷発行
ISBN:978-4-334-03537-2 C0231
286ページ
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近年の自民党の迷走ぶりやそれに対する世論調査、新聞報道等を統計的な面から分析した本。
本書は、新書として書かれているが、300ページ弱という分量はもちろん、本文中に掲載されている図表の数など、通常新書として認識されている書籍などとは一線を画している。また、その内容についても近年の薄っぺらな新書などとは違って、それなりのヴォリュームのものになっている。タイトルがかなりキャッチーというか、ありがちなものになっているので、一見してその種の低レベルなものかと思いきや、意外ときちんとしたものだったと思う。
本書で述べられているように、マスコミ報道などはすぐに、「格差社会」や「市場原理主義」など安易にレッテルを貼って、わかった気になり、あたかもそれですべて説明できるかの様に誘導しがちだ。その多くの場合は、自分たち(あるいはその読者、支持者など)にとって都合のいい筋書きや、いかにも扇情的なストーリーに飛びついてばかりという印象がある。そういったついて感覚に訴えるのではなく、定量的に分析したというのは、マスメディアのレベルが低い現状では、かなり大きな意義があると思う。
その意味では、一般人レベルでも本書の内容については理解できなければならないだろうし、報道する側や、政治を実際に動かす側の人間であれば、本書のレベルは当然のリテラシーとして身に着けていなければならないものだとも思う。逆に言えばそれすらできていない日本のマスメディア、あるいは政治家の程度が低すぎるというのが最大の問題だともいえる。
本書の内容については十分に評価できるものだと思う。特に、日本の現状を鑑みるに、その果たすべき役割は大きいとも思う。しかし、その一方で、本書が既存の無内容な文献等を批判したのと同様、本書もきちんとした論理でもって批判にさらされるべきでもあると思う。もし、それをせずに、盲目的に本書の内容を信じるとしたら、それは新聞報道を真に受けているのと大して変わらないままでいるということを意味するからだ。
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