森博嗣
集英社
集英社新書 0351C
2010年2月22日 第1刷発行
ISBN:978-4-08-720531-2 C0236
204ページ
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前作『自由をつくる自在に生きる
どちらもエッセイで内容的にはこれまでブログ等で書かれてきたことのあるものが中心になっている。前作が「自由」というやや漠然としたテーマで、今作は「工作」をテーマとしているが、どちらも根底ではつながっている。内容に特別に新しい事柄がいくつもあるとは思わないが、テーマを絞っているためか、前作と比べて話が少し深いところまでいっているようにも感じた。
これは工作に対する考え方とかあり方、というよりもむしろ教育とか、あるいはもっと広い意味で(例えば子供を)「育てる」といった時に、方法論とかそういうもの以前の心構え的なものとして捕らえるべきものだと思う。「こうすればこうなる」といった類のものではなく、「もしかしたらこうなる」とか、「なるかもしれない」とかのレベルの話だ。読んで何か感じる人もいるだろうし、感じない人もいるだろうし、何か得られるかどうかは、読む側のあり方に依存していると思う。
変わったところといえば、著者の写真くらいか。小説の著者略歴等では絶対載せないはずなのに。この辺にも、著者の価値観というか、あり方が現れていると思う。
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