2010年6月19日土曜日

完全犯罪研究部

完全犯罪研究部
汀こるもの
講談社
講談社ノベルス ミI-06
2010年3月4日 第1刷発行
ISBN:978-4-06-182706-6 C0293
236ページ
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 初の「THANATOS」シリーズでない、ノンシリーズ(或いは新シリーズ?)の作品。裏表紙の内容紹介文や、講談社のサイトの説明を読んで、もっときつい作品かと思って読み始めたが、実際に読んでみると、「THANATOS」のシリーズよりもだいぶ柔らかいというか、過激な場面はあるものの、含んでいる毒は抑えめ、という印象を受けた。しかしながら、全体を通した作品の雰囲気は確かに汀こるものの書く文章であることが感じられたので、その点は流石だと思う。

 したがって、これまでの汀こるものの作品を読んで面白いと感じられた人は、この作品を読んでも楽しめるだろうし、反対に肌に合わないと感じたのならば、やはり今作もダメだと思う。また、残念ながら、作風とか内容から判断する限り、一部のマニア的な層には受けても、決して大多数の支持を集めることもないと思う。個人的には割と気に入ったので、続編というか、このメンバーの別の事件なども読みたい気もするが、最後に少しきれいにまとまり過ぎている感があるので、その点少し難しいかもしれない。

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