マイケル・ベイデン&リンダ・ケニー
藤田佳澄 訳
早川書房
ハヤカワ文庫HM HM ヘ 13 2 HM 323-2
2010年5月10日 印刷 /2010年5月15日 発行
ISBN: 978-4-15-176302-1 C0197
447ページ
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Skeleton Justice
by Dr. Michael Baden & Linda Kenney Baden
2009
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『永遠の沈黙
今作は、連続する「ヴァンパイア」による事件と爆弾テロの容疑者として、捕まった少年の弁護という二つの事件を軸に、主人公の二人が時には自ら、また、時には意図せずに巻き込まれていく、というのが基本的な図式。当然、2作目であるので、主要な登場人物たち(犬含む)は、もう既知で、その分本編全体を通じて、楽しめる。ただ、全体的に印象がそれほど濃くないというか、割とさらりとした感じで、淡々と進んでいったように感じられ、若干の物足りなさを覚える。逆に言えば、前作にも共通しているが、結構重いテーマを扱っていながら、それを意識させないという風に見れば、その辺りは上手だと思う。
本書の中に、ビデオカメラで撮っている映像を、リアルタイムでウェブ上で流すといった場面があったが、何となく技術の進歩を感じてしまった。前作での事件から、ある程度の時間が経過しているが、具体的に何ヶ月後、或いは何年後といった記述はなかったように思う。したがって、登場する技術や製品から、時間の経過が感じられる。その一方で、登場人物がその期間を律儀に年を取っている、というような風でもなかったので、その点は良かった。
その他、直接本編とは関係はないが、タイトルが前作、今作と「沈黙」という言葉でそろえてきた。確かに、内容を考えれば、悪くはないが、「沈黙」シリーズというと、スティーブン・セガールの印象が強すぎるので、避けた方が無難な気がする。
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