ハムレット・シンドローム
樺山三英
小学館
ガガガ文庫 ガか 6-1
2009年10月25日 初版第1刷発行
ISBN:978-4-09-451168-0
C0193
250ページ
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評価が難しい作品。
この作品がどういう作品か、その内容はといえば、説明書きにある説明でほぼ尽くされている。そして、あとは、それを主題とした変奏曲だと言える。そういう意味では、ミステリ、或いはライトノベルといった分類には属さない。敢えて言えば、幻想小説とか、メタミステリといったカテゴリだろう。個人的には、あまりこの種のメタな世界はあまり好みではないが、この文章は読み易い文章だったと思う。
この作品は、作者によるあとがきによれば、久生十蘭作の「刺客」、「ハムレット」の翻案だと言う。そちらの作品(も同じ作者の他の作品を読んでいないので、どの程度までが、作者である樺山三英の創った世界なのか、あるいは久生十蘭の世界なのかが判断出来ない。ついでに言えば、ハムレット自体読んだことが無いので、この作品の一番の核となる部分に対する理解が無いのがつらい。そちらを目にしてからならば、また違った見方が出来るかもしれない。
また、内容的になぜこの作品をライトノベルのレーベルであるガガガ文庫で出したのかが最大の謎だろう。どちらかというと、ちくま文庫とか、そちら側の作品だと思うが。
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