2010年11月1日月曜日

猫物語(黒)

猫物語(黒)
西尾維新
講談社
講談社BOX ニA-21
2010年7月28日 第1刷発行
2010年8月11日 第3刷発行
ISBN: 978-4-06-283748-4 C0093
308ページ
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 ゴールデンウィークのときのエピソード。

 それこそ一番最初、「化物語」のときから、存在自体はほのめかされつつ、その内容に関しては語られていなかった、ゴールデンウィークの猫の話。猫自体は、それこそ『化物語(下)』の「つばさキャット」でも出てきているし、また、これまでの断片的な情報から、漠然とした印象はもっていたが、実際に読んでみると、そんなに単純な話ではないことがわかる。どの辺りから、こういう展開を意識していたのかはわからないが、こちらに想像出来るだけの情報を与えつつ、そこから誤った事件を想像するよう仕向けるあたり、流石に上手いと思った。

 後半部分でややバトルっぽい展開になるためか、前半でのエロ展開とのギャップがある。勿論意図的にやっていることだろうが、少し安易すぎる気もする。まあ、それも含めてこのシリーズの世界観とも言えるけど。

 また、本書の内容とは関係ないが、巻末に今後の予定(タイトルとか出版時期とか)が掲載されていたが、このペースはかなり厳しいものだと思う。数ヶ月置きに、コンスタントに出版されるのは嬉しいし、ある程度ブームにあるうちにもとを稼ぎたい出版社の気もわからないではないが、きちんと質を確保してもらいたい。

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