2010年11月28日日曜日

記録の中の殺人

記録の中の殺人
石崎幸二
講談社
講談社ノベルス イN-07
2010年11月2日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182749-3
C0293
241ページ
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 女子高生+サラリーマンという、いつものチームのシリーズ。

 最初の1、2作目のときは、会話の面白さなど新鮮に感じたが、シリーズを重ねるごとに、だんだんこちらが慣れてきたためか、マンネリ感がある。確かに、会話はその他の(真面目な?)ミステリと比べると面白いと思うが、どうしても受け狙いのように見えるというか、少々無理をしている、と感じさせる場面が少なからずある。もちろん、面白い会話はあって良いが、核となるミステリの部分が弱いと、ただのギャグで終わってしまう。

 今作のミステリ的な部分はというと、謎を解く、という点について興味が向いていないように感じる。動機の面でも、やや無理があるというか、時折聞かれる「そんな動機で人を殺すか」的な批判が、この作品にはそのまま当てはまってしまっている。もちろん、これでOKと考える人もいるだろうが、個人的には少々キツイように思う。個人的にはこういったテイストの作品は割と好きなので、それだけに、シリーズがどうも右肩下がりになってしまっていて残念だ。

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