2010年12月12日日曜日

剣の女王と烙印の仔VI

剣の女王と烙印の仔VI
杉井光
メディアファクトリー
MF文庫J す-03-06
2010年9月30日 初版第1刷発行
ISBN: 978-4-8401-3506-1
C0193
231ページ
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 シリーズ第6巻。

 これまでの王国軍対連合軍(反乱軍)という内戦の決着もようやく目処がつき、いよいよ対帝国軍という新たな段階に物語が進んでくる。こちらの物語の面での展開と同時に、欠かせない要素である烙印の方でも、また一段階進んでおり、この両面からの盛り上がり方が効果的に効いていて、どうなってくるのかますます期待が増している。

 こういったライトノベル系の作品だと、最初の1冊、もしくは舞台設定は魅力的でも巻を重ねるに従って、どんどんそこが見えてくるというか、つまらなくなっていく作品が多い中で、この作品は一定以上のクオリティを保っており、読む側としては非常にありがたい。ただ一点、難を挙げるとするなら、戦闘の場面で数の差というのはもっと強力要素であるということくらいか。1、2巻での戦闘でもそうだったが、ごく少数の精鋭が大多数の軍勢を打ち破るというのは、漫画などではあっても、よほど装備などに差がない限り無理だろう。その点、ちょっと甘い気がする。

 今後とも、高い水準の作品を書いてもらいたい。

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