2011年1月31日月曜日

訃報-John Barry

John Barryが亡くなったというニュース。
年齢は77歳。確かに決して若くはないけれど、まだ早いという風に思ってしまう。
The Washington Post紙やGuardian紙などをはじめ、幾つもの記事がでている。
個人的には、やはり007シリーズの印象が強いが、このシリーズ以外で5回ものオスカーを獲得しているという。今回の訃報ではじめて知ったことだったが、改めてそのすごさというのを思い知らされた。国民的作家といった表現を良くするが、まさにその通りの人だったのだと思う。
"Dr. No"が1962年だから、約50年前。その頃の曲が今にして尚、抜群の存在感。本当に凄いことだと思う。

The Washington Post紙の記事
Guardian紙の記事
BBC Newsの記事

WikipediaのJohn Barryの記事へのリンク。

2011年1月26日水曜日

聖剣の刀鍛冶(=ブラックスミス)10 #10. Trial

聖剣の刀鍛冶(=ブラックスミス)10 #10. Trial
三浦勇雄
メディアファクトリー
MF文庫J み-01-18
2010年11月30日 初版第1刷発行
ISBN: 978-4-8401-3487-3
C0193
227ページ
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 シリーズ第10巻。9巻の続き。ルークとユーイン編の回収。

 このシリーズも、最初の頃の巻は、いちいちばたばたしていて、読んでいてもどかしさもあったが、このごろでは、セシリーにある程度実力が伴ってきたためか、物語全体としても安定感が増してきたように思う。この物語の設定自体は、色々可能性があり、面白いと思っていたが、その辺りも上手く機能していると思う。

 あとは、最終的にどうしようとしているのかが気になる。前巻9巻と、この10巻での展開は、物語の展開としても非常に影響が大きく、下手をすると、全体のバランス自体が破綻しかねないものなので、是非とも上手くやって欲しいところだ。

 表紙とラストの挿絵については、百聞は一見に如かず。

2011年1月19日水曜日

イスカリオテVI

イスカリオテVI
三田誠
アスキー・メディアワークス
電撃文庫 さ-10-10
2010年12月10日 初版発行
ISBN: 978-4-04-870128-0
C0193
313ページ
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 シリーズ第6巻目。

 7巻での完結を予定しているということで、いよいよクライマックスへ。この巻でもでてきているが、ラストに向かってのこの展開は、お約束というか、ある意味、予想していた通りの展開となっている。しかし、予想していた通りとは言っても、当然、こちらの予想よりももう一歩だけ先を行っているし、何より、その辺にある、大量生産されたようなライトノベルとは物語自体の力強さが違っているので、十二分に楽しめる。面白い作品はシリーズを沢山読みたいという思いがある一方、だらだらと続けるのではなく、こうしてメリハリの利いた作品もいいと思う。後は、ラストどう決着を付けるのか、期待したい。

2011年1月8日土曜日

雨のバラード

雨のバラード
ザ・スウィング・ウエスト
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 オリジナルは勿論、ザ・スウィング・ウエスト。個人的にはレコードのバージョンよりも、GSのアルバムなどに収録されている、実際のバンドの音に近い方のバージョンの方が好き。また、後の湯原昌幸本人のカバーだと、少しテンポもゆっくり目だし、演歌というか、歌謡曲っぽい感じになっているが、やはりスウィング・ウェストの時の方がいい。それから、色々な人がカバーしているようだが、尾崎紀世彦によるカバーが凄い。

cf. Wikipedia「ザ・スウィング・ウエスト」へのリンク

「雨のバラード」
ザ・スウィング・ウエスト


湯原昌幸


尾崎紀世彦

猫物語(白)

猫物語(白)
西尾維新
講談社
講談社BOX ニA-22
2010年10月27日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-283758-3
C0093
292ページ
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 羽川翼の、羽川翼による、羽川翼のための物語。

 タイトルだけ見ると、前作『猫物語(黒)』と対応しているように見えるが、全然別の話。説明の言葉でいうならば、「新章」のその第1作である。読んだ印象としては、これまでの6冊を大きく「問題編」と括った時の、その回答編というように感じられた。

 この物語は羽川翼のための物語。自身に決着を付ける物語、決別する物語だ。ここを境に彼女の止まっていた時間が動き出す。長い間眠っていたお姫様が目を覚ますような。始まりの終わりと新たな始まり。そう考えると、新章という言葉はふさわしいと思うが、単純に第1章から第2章へ移ったというのではなく、もう一つ上のステップヘ進んだような感じだ。また、既にタイトルが明らかにされているこの後に続く作品がどのような内容であるかはわからないが、この『白』のような物語だとするならば、それは、『猫物語(黒)』までと地続きではないだろう。それがどの程度かはわからないが、物語としても、或いは時間的な面でも、幾分離れたものになるような気がする。だとしたら、「章」というようにまだまだ続くような言葉よりも、「問題と回答」というようにはっきりと区切り、そして、この物語は羽川翼のための物語という面を強く出した方がいいと思う。

2011年1月6日木曜日

動機未ダ不明 完全犯罪研究部

動機未ダ不明 完全犯罪研究部
汀こるもの
講談社
講談社ノベルス ミI-07
2010年11月2日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182752-3
C0293
194ページ
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 完全犯罪研究部シリーズ2作目。

 作者自身はシリーズかするとは考えていなかった、というようなことを最初に少し書いてあるが、前作を読んだ人間からすると、あれくらいクセのあるキャラクターが揃っていれば続編がくるのはある意味予想通り。時間の経過でいうと、前作から数週間から数ヶ月後くらいか。状況は少し変わっているけれど、当然のことながら、根本的な所は変わっていない。

 小さな事件を起こしつつ、メインとなる中くらいの事件につながっていくが、前作と比べると、一時に動いている人間の数が少ないためか、前作よりもややインパクトに欠けるというか、弱いような気がする。どちらかというと、このキャラクターたちはもっと派手に動かした方が面白いと思う。

あきのうた HiHiRecords Season Best

あきのうた HiHiRecords Season Best
Victor
2008
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 秋をテーマにしたアルバム。

 流石に秋の曲というと、名曲が多いという印象があるので少し楽しみだった。小さい頃から知っている超有名曲がある一方で、初めて聞くような曲も少なからずあった。このシリーズ全般にいえることだが、作詞者や作曲者の情報はあるものの、曲そのものがいつ頃作られた曲なのか、といった情報あるいは、どこからの音源かなどの情報が欠けているので少々不親切に感じられる。

 残念に感じた点は、「証城寺の狸ばやし」、「どんぐりころころ」或いは、「たき火」、「紅葉」、「赤とんぼ」、「夕やけ小やけ」、「七つの子」などの個人的には懐かしい曲の編曲がポップになりすぎている、というか余計な手を加えずにもう少しシンプルでいいように感じたこと。一方で、「小さい秋みつけた」、「まっかな秋」、「小さな木の実」が(多分)昔聞いたものと同じものだったことは、期待していなかった分、ちょっと嬉しかった。それ以外の知っていた曲については、アレンジも割といいと思う。それから、嬉しい誤算だったのは、タイトルからは気付かなかったが、「りんごのひとりごと」という、ずっと「りんごのうた」とかそういう曲名だと認識していたため、全然見つからなかった曲が偶然見つかったことだ。また、「故郷の空」のメロディはドリフターズの「誰かさんと誰かさん」と同じメロディをいうのも初めて知って、ちょっと面白かった。

「りんごのひとりごと」
河村順子


「故郷の空」
安田章子


「誰かさんと誰かさん」
ザ・ドリフターズ