2011年3月25日金曜日

MAXIM カフェ・アラカルト

MAXIM カフェ・アラカルト
AGF
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 インスタントのコーヒー。
「コロンビア・ブレンド」
「炭焼珈琲」
「モカ・ブレンド」
「キリマンジャロ・ブレンド」
「エスプレッソ」
の5種類各10本の計50本入り。

 箱の説明には、スティック1本に対して、お湯140mlを適量としているが、250mlのカップでも十分薄すぎず出来る(、もちろん、この辺りの好みは大分個人差があると思うが)。

 味についても5種類あり、それぞれ微妙に違っているので、気分によって変えるのも良い。ただ、個人的には、それほど味の違いがわからない。勿論、違うのは感じられるが、飲んでみてどれがどれかを当てるのはほとんど不可能だと思う。ぎりぎりで、「炭焼珈琲」の違いがわかり易い、という程度しかわからない。したがって、時々違う味を楽しむ、という程度の感覚で十分だと思う。

 また、箱自体もおよそ一辺10cmの立方体に近い形状をしているので、場所も取らず扱いも容易だと思う。むしろ、最初に見たとき、随分と小さいという印象を受けた位だ。ついでに、写真では味ごと(色ごと)に整然と並んでいてビジュアル的にもカラフルできれいな印象を受けるが、箱を開けた時は、中でぐちゃぐちゃになっていて、少しだけがっかりした。まあ、味に影響は全くないが。

 50本で1000円程度と、コストパフォーマンス的には申し分ないが、日に何杯も飲むと割とすぐに減っていくので、50本に限らず、100本、200本入っているバージョンも発売してくれると嬉しい。

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cf. ココデカウ楽天市場店の商品へのリンク。

2011年3月19日土曜日

007/薔薇と拳銃

007/薔薇と拳銃
イアン・フレミング
井上一夫 訳
東京創元社
創元推理文庫 M-フ-10-5 138-07
1964年5月21日 初版
2006年11月10日 60版
新版 2007年6月29日 初版
ISBN: 978-4-488-13807-3
C0197
298ページ
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For Your Eyes Only
by Ian Fleming
1960
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「薔薇と拳銃」 "From a View to a Kill"
「読後焼却すべし」 "For Your Eyes Only"
「危険」 "Risico"
「珍魚ヒルデブランド」 "The Hildebrand Rarity"
「ナッソーの夜」 "Quantum of Solace"
の5編(原書では、1-2-5-3-4の順に収録の模様)。

 この短編集の中で、映画化されている中で言うと、1、2、5の3作についてはタイトルにも残っているが、その他の2作についても、背景や登場人物などを通じてある程度影響しているようだ。

 007の作品は、長編から映画化され、また、次第に、原作の影響が薄くなり娯楽色が強くなっているので、短編を原作とした映画は、ほとんど原形が残っていなかったりもするが、小説としての面白さは別物だと思う。特に、この作品自体は1960年の出版ということで、イアン・フレミングの著作の中でも中頃の作品ということもあり、また、長編と比べて(当たり前だが)短いので、その分凝縮されている。ストーリーの面でも、いわゆる起承転結、お決まりのパターンに慣れてしまっている分、展開の面白さも味わえると思う。

 以前、どこかでフレミングの007シリーズを「大人のための童話」といった形容をしている文章を見かけた記憶があるが、この短編集などは正にそれに当てはまるように思う。どうしても、映画化されている作品に注目が集まりがちで、その原作という認識のされ方が多いが、作品としての質という意味では、この短編集があるいはベストかもしれない。

 また、個人的にちょっと面白いと感じたのはタイトル(とその日本語訳)だ。「読後焼却すべし」のは知っていたが、「薔薇と拳銃」は普通にGuns and Rosesだと思っていた。確かに象徴的な描写だというのはわかりが、この原題からこの日本語タイトルを持ってくるセンスは凄いと思った。他の作品についても、絵面が浮かぶ良いタイトルばかりだと思う。

cf. Wikipediaへのリンク
Ian Flemingのページ
"For Your Eyes Only"のページ

"For Your Eyes Only," by Sheena Easton,


"A View to a Kill," by Duran Duran,

ヒデ夕樹 スーパー・ベスト 〜海のトリトン・人造人間キカイダー〜

ヒデ夕樹 スーパー・ベスト 〜海のトリトン・人造人間キカイダー〜
ヒデ夕樹
Columbia Music Entertainment
2005
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 「海のトリトン」やら「人造人間キカイダー」やら、名前は知っていた作品もいくつかあるが、リアルタイムでないため、ほとんど初めて聞くものばかりだった。ぎりぎりで「海のトリトン」にかすかに聞き覚えがあったり、「ウルトラマンレオ」を知っていたり(こちらも本編は2話くらいしか見ていないが)。その中で、唯一馴染みがあったのが、日立のCMで流れていた『この木なんの木』だ。CMのヴィジュアルも強烈に印象に残っているが、このメロディもとても懐かしい。最近はこのCMはやってないようだが、時々こういうのもあっていい気がする。しかも、CM専用の曲のはずなのに、2番があったり、CMで流れていない部分が相当あるというのも、なんか凄い。

ideaco Measuring Mug マグカップ ライトグリーン

ideaco Measuring Mug マグカップ ライトグリーン
ideaco
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 マグカップ。カップの内側に目盛付き、250mlまで表示(ただし、目安)。コストパフォーマンス的にはグッド。

 デザイン的にも面白く、また、シンプルである点も良い。計量カップのように水を注ぐ口の部分があるが、これは邪魔にもならない代わりに、特に役にも立たない(そういう使い方はしないから関係ないが)。

 250mlという分量もちょうどいい。ティーバッグやスティックのコーヒーなど濃すぎず、薄すぎず適当な濃さに入るので、結構重宝している。

 ただ一点残念なのは、カップの裏側、底の部分だ。テーブルなどと接地する部分、ドーナツ状になっている所が塗装がなく、カップの下地の色そのままなのが残念だ。底側もその内側、中心のやや盛り上がっている部分にくると、側面と同じライトグリーンが塗られているだけに、このドーナツ状の白い部分だけ、どうにも画竜点睛を欠く感じがする。勿論、製作工程上の理由も見当がつくし、普段は目につかないし、使用にも何ら影響はないが、やはり気になる。

鬼神伝 龍の巻

鬼神伝 龍の巻
高田崇史
講談社
講談社ノベルス タS-32
2010年10月6日 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182736-3
C0293
312ページ
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 『鬼神伝』(鬼の巻、神の巻)の後に当たる話。時代的には、平安から数百年後の鎌倉時代、北条氏の時代という設定。前作と登場人物が一部共通している辺り、続編らしい面もある一方、前作の正当な続編というよりは、前作での出来事は既知とした別の物語という面もあり、どうにも中途半端な印象もある。こちらから読むよりは、前作である程度状況を把握しておく方が良いように思う。

 基本的な構造は前作と同じく、鬼と神の戦いという大枠の中で主人公がどう関わっていくかという話なのだが、やはり全般的に違和感を覚えてしまう。というのは、この物語の動いている世界観が、イマイチ良くわからないというのがある。元来がミステリーランドのこども向けの作品であったためか(前作)、物語の展開が性急に過ぎるというか、作り込みが雑に見える。あるいは、人が刀を持って戦っている場で、姿形も、能力も桁違いに巨大な神々が時に神々を、或いは人を相手に戦っている。このパワーバランスというか、ゲームバランスというものがどうにも釈然としない。

 他のシリーズの作品は、興味深く読んでいるので、このシリーズの、何ともいえない違和感がそれだけ目についてしまう。この1冊で無理に解決しようとせずに、もっとじっくりと濃い目の作品を目指した方が個人的には面白かったのでは、と思う。

2011年3月18日金曜日

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ
虚淵玄(=うろぶちげん)(ニトロプラス) 著
広江礼威 原作・イラスト
小学館
ガガガ文庫 ガう 1-1
2008年7月23日 初版第1刷発行
ISBN: 978-4-09-451079-9
C0193
324ページ
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 人気漫画(→アニメ化)のノベライズ版。

 アニメを見て気に入り、そこからノベライズを見つけた。元々が、漫画、更にはアニメであり、また、銃撃戦などアクションのテンポが肝なだけに、小説にして、文章にすることで面白さが、半減するのではないかと危惧していたが、そこは杞憂に終わった。もちろん、そこは小説という媒体である以上、テンポの違いはあるが、そこがマイナスには作用しておらず、むしろ、登場人物の描写など文字であることの利点を上手く活かした形で、これはこれで、原作(漫画)やアニメなどともに、ブラック・ラグーンの一つの形、完成形となっているように感じた。

 また、これは西尾維新による「デスノート」と「xxxホリック」のノベライズの時にも感じたことだが、非常に作品を丁寧に扱っているという印象を受けた。原作が人気のある作品だけに、慎重というか、むしろ原作よりも、ひどいことになっていない。それはそれで良いと思うが、個人的には、もう少し派手目でも良いように思う。

2011年3月17日木曜日

Best Collection - Complete Best -

Best Collection - Complete Best -
My Little Lover
OORONG RECORDS
2010
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 2枚組のベストアルバム。Disc 1は割と最近の曲、Disc 2が初期の作品。

 これまでマイラバのアルバムは聴いたことがなかったので、知っていたのは初期のヒット曲をテレビで流れているのを聞いた程度だったが、Disc 1を聞いてすぐに、マイラバの曲だとわかる独特の空気というか世界を持っていると思う。曲の雰囲気もそうだが、声質も初期の曲と最近の曲で変化がないというのも凄いことだと思う。勿論、年齢的にも衰えるような年齢ではないが、曲によっては、10年、15年以上の開きがありながら、同時期といわれればそのまま信じてしまいそうな歌声だ。

 あえて改善して欲しい点を上げるなら、アルバムのブックレットの情報量を増やして欲しい。勿論、Wikipedia等で見れば(真偽のほどはともかく)、ある程度探せるだろうが、曲のエピソードなどもあるといいと思う。

2011年3月7日月曜日

アウェイ シャッフルダンジョン

アウェイ シャッフルダンジョン
AQインタラクティブ
2008
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 核となるアイディアは面白いと思う。しかし、それを活かすためのシステム、ストーリーはイマイチはまっていない。もう少し、じっくり練った方が良かったと思う。次回作があるかどうかわからないが、あるのだとすればもっともっと良いものを期待したい。

 キャラクターが3Dではあるものの、操作性は、(64以前の)「ゼルダの伝説」辺りが近いと思う。舞台が島ということで、何となくGBの『夢をみる島』とダブる部分があった。基本的な流れは、島の中をめぐってダンジョンを探し、そこに潜っていく、という繰り返し。はじめのうちはいいが、慣れてくると、クローズドな島の中を、ぐるぐる行ったり来たり同じ作業を繰り返すのが面倒になってくる。

 また、ダンジョンも次第に難易度が上がってくるが、トラップが増えたり、敵の攻撃で受けるダメージが増えるなど、難易度の増す方向が似通っている点も、もう少し工夫が欲しい。更に、貴重なアイテムの回収もダンジョン探索の目的の一つではあるが、ゲーム中盤から終盤にかけて、ある程度以上回収が進むと、それもあまり注意を払わなくなる(むしろ回収したアイテムを店で売る作業が面倒になる)ので、そのために島の中を回る手間はマイナスになっていると思う。

 ストーリーについて。一般的に、予想外の展開、意外な結末は好意的に評価されるように思う。今作についても、ある意味非常に予想外ではある。が、しかし、物事には許される範囲、許されない範囲があると思う。そして、今作のそれは、許される範囲をかなり逸脱しているように思う。どこまで確信犯的にやったのかはわからないが、これはダメだと思う。

コップクラフト3 Dragnet Mirage Reloaded

コップクラフト3 Dragnet Mirage Reloaded
賀東招二
小学館
ガガガ文庫 ガか 7-3
2011年1月23日 初版第1刷発行
ISBN: 978-4-09-451245-8
C0293
242ページ
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 シリーズ第3巻。ガガガ文庫になって初の完全新作。

 これまでの2冊がゼータ文庫版のリライトであることを考えると、今回は新作ということなので、その点プラスの材料だと思う。ゼータ文庫版を読んでいないので、断定は出来ないが、エクセディリカと周囲の関係が(ガガガ文庫の)最初の2冊と比べると、大分スムーズになった印象を受ける。執筆時期の差か、意図してそうしたのかはわからないが。

 全体的には、やや物足りない感じがある。事件も大きな事件とは言えないし、展開もハードボイルド系のそれで、テンポ良く進む反面、ある程度先が見えてしまうところがある。最終的に、きれいにまとまってしまっているが、個人的にはもっと尖っていていいと思う。舞台とか世界観が魅力的な作品なので、小さくまとまってしまうのは勿体ないと思う。

Googleのすべてがわかる本

Googleのすべてがわかる本
水野貴明
ソーテック社
2007年11月20日 初版 第1刷発行
ISBN: 978-4-88166-571-8
C3055
720ページ
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 Googleの企業の歴史と、その展開するサービスについての本。

 まず、Googleという会社の成り立ちについては、これまでにも色々な本やサイトで書かれており、半ば都市伝説のような話もある。その点、この本はというと、多くの記述は、どこかで見たことがあるようなものなので、新たな発見というのは、それほどなかった。また、検索する時のコツや、検索以外に展開しているサービスについて書かれた部分は、本が書かれた時から現在の時点まで、すでに3年以上が経過しているという点もあってか、やむを得ないことではあるが、こちらもこれといって真新しい情報はなかった。

 本書において、最も興味深かったのは、本文そのものよりも、時折挟まれるコラム記事の部分で、普通の使用法からすると、それほど必要でもないトリビアルなネタばかりで、ここの話は知らなかったことも結構あり面白かった。

 本書における最大の問題点は、その構成、或いは構造といった部分だろう。Googleを使いこなすためのハウツー本として考えるなら、ここまでの分量はむしろ使いづらくするだけでマイナスだろう。文庫や、新書サイズの、それこそ使い捨てでも構わない位のつもりの方が良いと思う。一方で、Googleという企業の歴史や、哲学、あり方に焦点を当てるなら、それなりの分量があるのは構わないと思うが、そうするとハウツー的な部分とは、明らかに賞味期限が異なる。このように、性質の異なる二つのものを併せてしまっているために、帯に短し襷に長しではないが、長所よりも却って欠点が目につくようになっていると思う。

2011年3月2日水曜日

ユリイカ 12月号 第42巻第14号(通巻589号)

ユリイカ 12月号 第42巻第14号(通巻589号)
青土社
2010年12月1日発行
ISBN: 978-4-7917-0216-9
C9490
雑誌コード: 68928-91
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 荒川弘『鋼の錬金術師』の特集号。

 完結後、これほど間を置かずに他誌で特集が組まれたこと、それ自体が凄いと思う。色々な人が解説記事を書いているが、それらには興味はないので、目当ての対談記事、インタビュー記事を読む。ガンガンなどでは、これまでにも作者のコメントのようなものはあったのだろうが、コミックスでしか読んでいないので、作者自身の考えを読むのは初めてで色々と興味深いものがあった。最初から最後まで芯の通った、骨太の作品だったが、掲載していたガンガン(或いは、スクウェア・エニックス)の方はどういう風に見ていたのか、途中には、編集者の話も少しあるが、そちら側の視点からの意見ももう少し聞いてみたいと思った。

縁起のいい客

縁起のいい客
吉村昭
文藝春秋
文春文庫 よ 1 44
2006年1月10日 第1刷
ISBN: 4-16-716944-4
C0195
222ページ
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 作家吉村昭のエッセイ集。

 この人の書いた小説を読んだことがない(というか、今回読んでみるまで全く知らなかった)ので、そもそもどういった作品を書く作家なのかわからずに読み始めたが、とても居心地の良いと言うか、穏やかになるエッセイだった。自身が執筆している小説のアイディアの話、歴史小説との向き合い方など、作家としての面について書かれた部分も勿論興味深いが、個人的には、最初の章の、特にテーマを絞らずに書かれたエッセイが最もエッセイらしいように感じた。何か事件が起きたわけでもなく。最後にオチがあるわけでもなく。本当に、日常の中の一コマを切り出してきたような、自然な感じが良いと思う。