2011年3月7日月曜日

Googleのすべてがわかる本

Googleのすべてがわかる本
水野貴明
ソーテック社
2007年11月20日 初版 第1刷発行
ISBN: 978-4-88166-571-8
C3055
720ページ
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 Googleの企業の歴史と、その展開するサービスについての本。

 まず、Googleという会社の成り立ちについては、これまでにも色々な本やサイトで書かれており、半ば都市伝説のような話もある。その点、この本はというと、多くの記述は、どこかで見たことがあるようなものなので、新たな発見というのは、それほどなかった。また、検索する時のコツや、検索以外に展開しているサービスについて書かれた部分は、本が書かれた時から現在の時点まで、すでに3年以上が経過しているという点もあってか、やむを得ないことではあるが、こちらもこれといって真新しい情報はなかった。

 本書において、最も興味深かったのは、本文そのものよりも、時折挟まれるコラム記事の部分で、普通の使用法からすると、それほど必要でもないトリビアルなネタばかりで、ここの話は知らなかったことも結構あり面白かった。

 本書における最大の問題点は、その構成、或いは構造といった部分だろう。Googleを使いこなすためのハウツー本として考えるなら、ここまでの分量はむしろ使いづらくするだけでマイナスだろう。文庫や、新書サイズの、それこそ使い捨てでも構わない位のつもりの方が良いと思う。一方で、Googleという企業の歴史や、哲学、あり方に焦点を当てるなら、それなりの分量があるのは構わないと思うが、そうするとハウツー的な部分とは、明らかに賞味期限が異なる。このように、性質の異なる二つのものを併せてしまっているために、帯に短し襷に長しではないが、長所よりも却って欠点が目につくようになっていると思う。

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