逆算メモ術 結果を出している人の実践テクニック
マイコミジャーナル編集部 編
毎日コミュニケーションズ
マイコミ新書
2010年10月31日 初版第1刷発行
ISBN: 978-4-8399-3643-3
C0234
231ページ
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さまざまな分野で活躍する人たちのメモの取り方を、それぞれの目的、場面によって分類し、短くまとめた本。
元々は、ウェブ上での連載企画だったものを新書の形でまとめたものらしいが、今回初めて目にした。この本では、一つのメモの方法を2、3ページの短さにまとめたものを、メモ1からメモ65まで並べている。そのため、一つ一つが短く、まとまった時間がなくとも、合間合間に少しずつ読み進めることができる点は、非常に読みやすく歓迎される。
それに対して、この本では11人の人がメモの達人として登場するが、あるテーマ(例えば、仕事の場面におけるメモなど)にでは、同じ人のメモがいくつも続けて出てくる一方、別の人はそのテーマにはほとんど登場しないということもある。もちろん、これは一つ一つを2、3ページの長さにし、人間ではなく、メモという軸で分類した結果であるが、個人的には、もっとその方法をとる「達人」たちに依存した並べ方であって欲しかった。ここで紹介されている方法はどれも、各人が自らの必要に応じて、編み出し、工夫した結果であるのだから、そのありようもまた、その人個人に大きく拠っているはずだ。ならば、細切れにするのではなく、もうすこし、人間の輪郭が見えるようなほうが良い。その上で、別の使い方として、こういうアイディアもある、という紹介の仕方のほうが良かったのでは、と思う。(もしかしたら、ウェブ上ではそのような形式の連載なのかもしれない。だから書籍では、ウェブ上とは違う視点で並べようとしたのかもしれない。確認してないので、わからないが。)
一つ一つの方法は、すでに実行していたり、あるいは、どこか別の場面で見たことがあったり、特に、新鮮に感じられるものはなかった。そのなかで、一つ興味深かったのは、電話のメモの取り方から、社内外の人間関係の様子を把握していく、というアイディアだ。この視点は自分にはないものだったので、非常に面白く感じた。
この本で紹介されているメモの方法は、やはり個人が自分の必要に合わせて作り上げていったものばかりだと思うので、それをそのまま流用することが適当とは思わないが、そのエッセンス、発想は別の場面でも十分に機能するものもあると思う。
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