ケモノガリ
東出祐一郎
小学館
ガガガ文庫 ガひ 1-3
2009年7月22日 初版第1刷発行
ISBN: 978-4-09-451148-2
C0193
290ページ
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好き嫌いが別れるであろう小説。
まず何よりも小学館からこのような内容の詳説が出版されたこと、それ自体が驚きだ。立ち位置としては、講談社や集英社など他の大手の出版社と比べて一番遠い位置にいるであろう出版社であるのに。まして、1冊のみならず続巻が出ているということはそれなりに需要があったのだろう。その意味では、小学館側の読みが当たったとも言えるが。
内容は、中盤以降、テンポ良く展開されていて多少荒っぽいながらも一応着地しているかな、という感じ。個人的には、そう嫌いではないが、といってこういうものばかりを読みたいとも思わない。読んでみての印象として、B級アクション映画のにおいがする、あるいは、男子中高生の妄想を描き出した、という表現が近いように思う。ある意味、特殊な才能を持つ主人公が的をバタバタと倒していく、というお約束の展開だ。この作品に付いて言えば、それがぎりぎりの所で破綻せずにバランスしていると思う。次巻以降でも同じことが出来るかどうかはわからないが。
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