涼宮ハルヒの驚愕(後) 初回限定版
谷川流
角川書店
角川スニーカー文庫 S-168-10
平成23年5月25日 初版発行
C0193
286ページ
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『驚愕』初回限定版の(後)巻。約4年ぶり。
前作『分裂』の続編というか、解決編。前作が宙ぶらりんとした状態で放置されたままだったので、内容がどうこうより、もう半ばあきらめていた続編が出たということだけで十分と思ってしまう。(その点、ハンターXハンターと似ているかもしれない)。
『分裂』を改めて読み返すということもなく、今作を読み始めたので、正直しばらくはなんだかわからないまま読んでいたが、良くも悪くもこんなものかな、と。(こちらが内容をうろ覚えな点を除けば)特に文章が上手くなっているとか、下手になっているということもなく、ブランクを感じさせない風だったと思う。
となると、なぜ4年もの間書けなかったのかが謎だ。作品が一区切りついた状態ならまだしも、『分裂』の時点で、「分裂」というある意味、一番肝心なアイディアは提示されているのに、そこから先が続かないと言うのがわからない。この作品に限る話ではないが、1話が上下巻等に別れる場合には、続けて刊行するとか(少なくともその目処が立ってからにするとか)してもらいたい。この辺りは作家個人もそうだが、それ以上に出版社の責任だと思う。とはいえ、ひとまずは一安心。次はまた4年後などということのないよう願いたい。
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