2011年9月8日木曜日

ミスマルカ興国物語IX

ミスマルカ興国物語IX
林トモアキ
角川書店
角川スニーカー文庫 S-150-28
平成23年7月1日 初版発行
ISBN: 978-4-04-426627-1
C0193
308ページ
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 シリーズ9巻。第2部に入っての2作目。

 ここからはこれまであまり触れられることのなかった帝国内部を舞台としており、今までとは違った視点から世界を眺めるという点で新鮮な印象を受ける。また、流石に広大な帝国ということで、一癖も二癖もある人物がいたり、陰謀を企てるものがいたりと、この巻のみならず次以降のネタになりそうなこともちらほらと見えて色々楽しみどころはある。期間も含めて、内容的にもバランス的にもベストの1冊かもしれない。

 8巻についても感じたことだが、この巻も以前の作風からすると、大分まともになって来ているように思う。というのは、ストーリーが真当なファンタジー小説的だからかもしれない。あるいは、主人公であるマヒロの行動か。第1部では大体決まったパーティで行動している場面が多く、また、主人公自体が王子というポジションのため、周囲のメンバーにサポートされていた。それに対して、第2部では、そういった守られるポジションから離れ、自分からアクションを起こす場面が増えたからかもしれない。

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