奇面館の殺人
綾辻行人
講談社
講談社ノベルス アI-12
2012年1月
ISBN: 978-4-06-182738-7
C0293
428ページ
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館シリーズ新刊。『びっくり館ー』以来、約6年ぶり、9作目。
全体的に微妙か。『びっくり館ー』がやや特殊な立ち位置としても、『暗黒館ー』からすると、だいぶ小さくなった感じだ。もちろん、ひたすら長く、重厚な方がいいというつもりは毛頭ないが、それでも物足りなさが強く残る。それは、事件自体が派手さにかける、というのもあるだろうし、こちらの先入観のようなものもあるだろう。ただ、シリーズ既作を考えると、ある程度の期待値を持ってしまうのはしょうがないだろうと思う。
そう考えると、あえて「館シリーズ」の新作として持ってきたこと、また、奇面といういかにもなガジェットを用意したこと、これらをもうちょっとうまくやって欲しかったと思う。少なくとも、このシリーズに、出来はともかく作品が出れば良し、とはなって欲しくない。
2012年4月25日水曜日
雪密室
雪密室
法月綸太郎
講談社
講談社文庫 の-7-2
1992年3月 第1刷
2004年2月 第18刷
ISBN: 4-06-185111-X
C0193
279ページ
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法月綸太郎作品を初めて読んでみての感想。
面白くない。Wikipediaや巻末の解説、作品リスト等から判断すると、本作は初期の作品で、シリーズとしてはおそらく第1作目にあたる作品だろうと思う。そのこともふまえて読むと、非常に不親切だと思う。主人公である探偵のキャラクターなり、背景なりの説明が十分になされないまま話が進んでいく。もちろんそれらは事件そのものと直接的に関わっている訳ではないが、正直、自分の知らない話をあれこれとされても面白くない。そもそもの作者の意図がどういったところにあったのかは定かではないが、多分ほとんどの読者には伝わらないだろう。
純粋にミステリとしてみた場合でも、やはり粒が小さいというか、これといった驚きがないままに終わるように思える。この辺りは作者本人の責任による部分もあるだろうが、出版する出版社ももう少し意識を高くしてもらいたい。少なくともある程度の品質は保証してほしい。
法月綸太郎
講談社
講談社文庫 の-7-2
1992年3月 第1刷
2004年2月 第18刷
ISBN: 4-06-185111-X
C0193
279ページ
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法月綸太郎作品を初めて読んでみての感想。
面白くない。Wikipediaや巻末の解説、作品リスト等から判断すると、本作は初期の作品で、シリーズとしてはおそらく第1作目にあたる作品だろうと思う。そのこともふまえて読むと、非常に不親切だと思う。主人公である探偵のキャラクターなり、背景なりの説明が十分になされないまま話が進んでいく。もちろんそれらは事件そのものと直接的に関わっている訳ではないが、正直、自分の知らない話をあれこれとされても面白くない。そもそもの作者の意図がどういったところにあったのかは定かではないが、多分ほとんどの読者には伝わらないだろう。
純粋にミステリとしてみた場合でも、やはり粒が小さいというか、これといった驚きがないままに終わるように思える。この辺りは作者本人の責任による部分もあるだろうが、出版する出版社ももう少し意識を高くしてもらいたい。少なくともある程度の品質は保証してほしい。
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