2012年5月31日木曜日

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人
倉阪鬼一郎
講談社
講談社ノベルス クL-09
2011年9月
ISBN: 978-4-06-182797-4
C0293
200ページ
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 バカミスということを最初に宣言しているものの、それでもちょっとひどいと思う。

 確かに、本文中に仕掛けられている仕掛けに関して言えば、結構手が込んでいるというか相当な労力をかけているとは思うものの、そこは本質ではないだろうというのが正直なところだ。まるで、そちらが目的で、ストーリー自体はおまけ以下というような扱いには違和感を覚える。

 仕掛けを施すのが目的であるならば、ミステリである必要はない。ミステリとしてくくる以上は、きちんとミステリとして成立していて欲しい。本作ついていうなら、事件が起きてからの展開、あるいは、その事件そのものの扱いについても雑だと感じるし、仕掛けがこっている以外は、これといって評価すべきところはないと思う。

自己満足か、さもなければごく一部のマニア向けかは知らないが、こういうものが読みたいわけではない、というのが個人的な感想だ。

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