名被害者・一条(仮名)の事件簿
山本弘
講談社
講談社ノベルス ヤP-01
2012年4月
ISBN: 978-4-06-182819-3
C0293
236ページ
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登場人物に対して、(名)探偵という属性を与えたものは多々あるが、名被害者という属性を与えるという、発想は今まで見たことがなかった(もしかしたら、知らないだけで実はあるのかもしれないが)。その点では、非常に新しいし、面白いアイディアだと感じた。
ただ、一つ残念なのはそれを上手く活かせてないようだということだ。この作者の作品を読むのは初めてなのでそもそもどういった作風なのか全く知らないが、このアイディアなら、余計なことはせずに、純粋にミステリ、あるいは、数理小説として、十分に勝負できるアイディアだったと思う。途中途中にはそういう雰囲気もあったが、最後の持っていき方は強引かつ、不必要で、もっと丁寧に練った方が良かったと思う。
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