カンナ 京都の霊前
高田崇史
講談社
講談社ノベルス タS-38
2012年7月
ISBN: 978-4-06-182822-3
C0293
262ページ
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シリーズ9作目にして、完結巻。
無事完結といえば完結だが、イマイチ消化不良な感がある。結局のところ、このシリーズは重大な歴史の真実が書かれた社伝がキーになるわけだが、その扱いに付いてもどうも釈然としない。また、ストーリーそのもの、登場人物たちについても、もっと違った処理の仕方があるという風に感じてしまう。
このシリーズで扱われている歴史は(当然それが真実であるかどうかは別にして)、非常に重要なものだと思う。そして、それらのための物語を作ったのだろうと思うが、そちらの、手段としての物語がどうにも微妙になっているため、主役よりも脇役の方に目が行きがちなところが勿体ないと思う。
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