皇帝の新しい服
石崎幸二
講談社
講談社ノベルス イN-09
2012年12月 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182858-2
C0293
191ページ
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女子高生コンビ(トリオ?)+サラリーマンによるシリーズ第9作目。
分量的にも、相変わらずの軽い会話とミステリを楽しむ分にはちょうど良い感じ。本格ミステリを意識しているだけあって、ちょっとしたひねりなどもある。ただ、流石にシリーズが続いていることもあり、マンネリ化のキライは免れない。どうしても会話にも作り物めいた不自然さを感じるし、話の展開や、作中のトリックなどもある程度予測出来てしまう。そこをマンネリでつまらないと取るか、それを心地良いと感じるかだろう。個人的にはもう少し大技を期待したいところでもある。
今作から、ノベルス版の表紙イラストのテイストが大きく変わっている。前作までは、一応ミステリに属するような表紙だったのに対し、今回は主人公2人(+1人)のイラストになっている。内容を考えれば、ライトな層を狙うのは間違いではないと思うが、昨今のラノベの様でイマイチ良い印象は受けない。まして、登場人物の要旨、風貌なんてものは、脳内で適当に補完しているからこそのものであって、こうやってはっきり描かれると、それに引っ張られてしまってあまり嬉しくない。シリーズの途中でいきなり(特にストーリー上の大きな分岐点でもなく)変更という点も含めて、(編集部が)イマイチ配慮が足りないような気がする。
2013年1月29日火曜日
2013年1月13日日曜日
それをお金で買いますか 市場主義の限界
それをお金で買いますか 市場主義の限界
マイケル・サンデル
早川書房
早川書房 113537
2012年5月 初版
2012年5月 3版
ISBN: 978-4-15-209284-7
C0010
329ページ
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What Money Can't Buy
by Michael J. Sandel
2012
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人気のマイケル・サンデル本。早川書房から出ているものとしては、DVDブックなどを除けば、3作目にあたる。サンデル本を読むのは、1作目の『これからの「正義」の話をしようーいまを生き延びるための哲学』以来になる。
2作目(上・下)は読んでないので分からないが、1作目と今回との違いとしては、まず、扱うトピックを経済に関するものという風に限定していること、また、学生がそれぞれの意見を言い合い議論をするのではなく、サンデル自身が反対意見などにも言及しつつ、基本的に一人で語る形で進んでいくことだろう。
いくつか気になった点として、まず、議論がすっきりしないと感じた。一応、それぞれのトピックについての反対意見など紹介しているが、あくまで結論がある上でのものに見えてしまい、恣意的に感じる。本文中でも触れられているベッカー教授とポズナー判事のように違うバックグラウンドをもつもの同士の議論と比べると、予定調和に見える。また、良い悪い、あるいは正しい、間違っている、の基準点が不明確だと言うこと。何らかの公理から論理的に導きだされて結論ではなく、感覚的に、これは正しいでしょう、あるいは正しくないでしょう、というやり方をしているので、これも結論が恣意的に見える原因だと思う。
また、これは翻訳というか、タイトルの問題だと思うが、「市場主義の限界」というのはミスリーディングな気がする。「市場主義の限界」という言い方をすると、「市場」は完全に機能しているが、それでも尚、問題点があると行った印象を受けるが、この本で挙げられている事例の多くは、むしろ、市場の不完全さ故に生じているものが多いように見える。であるならば、むしろ市場を整備し、整えることで解決出来る気がする。
個人的に面白いと感じたのは、各人がとった行動が、その後の行動パターンにも影響を与えるという考え方には興味を持った。通常、経済学だと個人の選好は与えられたものとして考えられるが、それが変わっていくというのは分析対象として面白いと思う。
マイケル・サンデル
早川書房
早川書房 113537
2012年5月 初版
2012年5月 3版
ISBN: 978-4-15-209284-7
C0010
329ページ
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What Money Can't Buy
by Michael J. Sandel
2012
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人気のマイケル・サンデル本。早川書房から出ているものとしては、DVDブックなどを除けば、3作目にあたる。サンデル本を読むのは、1作目の『これからの「正義」の話をしようーいまを生き延びるための哲学』以来になる。
2作目(上・下)は読んでないので分からないが、1作目と今回との違いとしては、まず、扱うトピックを経済に関するものという風に限定していること、また、学生がそれぞれの意見を言い合い議論をするのではなく、サンデル自身が反対意見などにも言及しつつ、基本的に一人で語る形で進んでいくことだろう。
いくつか気になった点として、まず、議論がすっきりしないと感じた。一応、それぞれのトピックについての反対意見など紹介しているが、あくまで結論がある上でのものに見えてしまい、恣意的に感じる。本文中でも触れられているベッカー教授とポズナー判事のように違うバックグラウンドをもつもの同士の議論と比べると、予定調和に見える。また、良い悪い、あるいは正しい、間違っている、の基準点が不明確だと言うこと。何らかの公理から論理的に導きだされて結論ではなく、感覚的に、これは正しいでしょう、あるいは正しくないでしょう、というやり方をしているので、これも結論が恣意的に見える原因だと思う。
また、これは翻訳というか、タイトルの問題だと思うが、「市場主義の限界」というのはミスリーディングな気がする。「市場主義の限界」という言い方をすると、「市場」は完全に機能しているが、それでも尚、問題点があると行った印象を受けるが、この本で挙げられている事例の多くは、むしろ、市場の不完全さ故に生じているものが多いように見える。であるならば、むしろ市場を整備し、整えることで解決出来る気がする。
個人的に面白いと感じたのは、各人がとった行動が、その後の行動パターンにも影響を与えるという考え方には興味を持った。通常、経済学だと個人の選好は与えられたものとして考えられるが、それが変わっていくというのは分析対象として面白いと思う。
DG-BGM2GY コンパクトマルチケース(グレー)
DG-BGM2GY コンパクトマルチケース(グレー)
サンワサプライ
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デジカメ用のケースとして購入。
デジカメはSonyのCyber-shot、DSC-WX50。これにカメラと予備のバッテリー、SDカードを入れている。
値段の面もあるが、カメラ本体とバッテリー、SDカードと一通り入れておけるので、とりあえずは必要十分の機能は果たしているかな、という印象。パッケージには「大きめ」といった記述があるが、この3点を入れると、ケースが丸く膨らんでパンパンに近い状態になるので、耐衝撃という観点からは、やや不安が残る。また、ケースの外側にバッテリーなどの四角い線が浮き上がってくるので、この辺りも若干気になる。
サンワサプライ
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デジカメ用のケースとして購入。
デジカメはSonyのCyber-shot、DSC-WX50。これにカメラと予備のバッテリー、SDカードを入れている。
値段の面もあるが、カメラ本体とバッテリー、SDカードと一通り入れておけるので、とりあえずは必要十分の機能は果たしているかな、という印象。パッケージには「大きめ」といった記述があるが、この3点を入れると、ケースが丸く膨らんでパンパンに近い状態になるので、耐衝撃という観点からは、やや不安が残る。また、ケースの外側にバッテリーなどの四角い線が浮き上がってくるので、この辺りも若干気になる。
2013年1月9日水曜日
小説版めだかボックス【下】朳理知戯のおしとやかな面従または椋枝閾の杯盤狼藉マニフェスト
小説版めだかボックス【下】朳理知戯のおしとやかな面従または椋枝閾の杯盤狼藉マニフェスト
小説 西尾維新
画 暁月あきら
集英社
JUMP j BOOKS
2012年6月 第1刷
ISBN: 978-4-08-703264-2
C0093
211ページ
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めだかボックス小説版(下)。
上巻に引き続き、こちらも二話構成でそれぞれ二人の教師をピックアップしている。人により好みはあるだろうが、個人的には、今作の二話のうちの最初の方は、好きではない。というのも、実質的に何もしないという選択をしているからだ。それが悪いとは言わないが、上巻での動きからすると、もう少しやってくれてもという印象を受ける。後の方は普通に読めるが、むしろここでの見所は教師というよりも、例の「はたらかない」選管委員長だ。多分この人を見るだけで、1冊読む価値はあるかもしれない。
小説 西尾維新
画 暁月あきら
集英社
JUMP j BOOKS
2012年6月 第1刷
ISBN: 978-4-08-703264-2
C0093
211ページ
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めだかボックス小説版(下)。
上巻に引き続き、こちらも二話構成でそれぞれ二人の教師をピックアップしている。人により好みはあるだろうが、個人的には、今作の二話のうちの最初の方は、好きではない。というのも、実質的に何もしないという選択をしているからだ。それが悪いとは言わないが、上巻での動きからすると、もう少しやってくれてもという印象を受ける。後の方は普通に読めるが、むしろここでの見所は教師というよりも、例の「はたらかない」選管委員長だ。多分この人を見るだけで、1冊読む価値はあるかもしれない。
小説版めだかボックス【上】久々原滅私の腑抜けた君臨または啝ノ浦さなぎの足蹴による投票
小説版めだかボックス【上】久々原滅私の腑抜けた君臨または啝ノ浦さなぎの足蹴による投票
小説 西尾維新
画 暁月あきら
集英社
JUMP j BOOKS
2012年5月 第1刷
ISBN: 978-4-08-703261-1
C0093
205ページ
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めだかボックスの小説版(上)。
時系列的にはコミックス第1巻の前日譚にあたる。書いているのが、コミックスでも原作を担当している西尾維新ということもあり、安心して読める。対象読者としても、当然、コミックスを読んでいるであろう読者を想定しているだろうし、実際、違和感なく読むことが出来る。
学園ものでありながら、教師が一切登場しないというコミックス版に対して、この小説版でようやくにして登場。どこまで計算していたのかはともかくとして、ある程度は予定通りなのだろうと思う。まあ、登場する教師たちは期待外れというか、むしろ期待通りというか、一癖も二癖もある教師ばかりだが。この小説を読んでどうこうということもないが、少し、物語の奥行きが増すかな、という感じ。
小説 西尾維新
画 暁月あきら
集英社
JUMP j BOOKS
2012年5月 第1刷
ISBN: 978-4-08-703261-1
C0093
205ページ
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めだかボックスの小説版(上)。
時系列的にはコミックス第1巻の前日譚にあたる。書いているのが、コミックスでも原作を担当している西尾維新ということもあり、安心して読める。対象読者としても、当然、コミックスを読んでいるであろう読者を想定しているだろうし、実際、違和感なく読むことが出来る。
学園ものでありながら、教師が一切登場しないというコミックス版に対して、この小説版でようやくにして登場。どこまで計算していたのかはともかくとして、ある程度は予定通りなのだろうと思う。まあ、登場する教師たちは期待外れというか、むしろ期待通りというか、一癖も二癖もある教師ばかりだが。この小説を読んでどうこうということもないが、少し、物語の奥行きが増すかな、という感じ。
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