天帝のやどりなれ華館
古野まほろ
幻冬舎
2013年3月 第1刷発行
ISBN: 978-4-344-02356-7
C0093
487ページ
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前作『墓姫』から約1年半ぶりの天帝シリーズ6作目。レーベルが幻冬舎に移ってからは2作目。
『墓姫』までの5作が古野まほろを語り部として、時系列順に並んでいるのに対し、今作は語り部のポジションから古野まほろを外し、3人の視点から代わる代わる記述する、という形を取っている。事件の異常性、衝撃はシリーズ過去作品に決して劣るものではないが、この語り部の変更により、だいぶ受ける印象は異なっている。本人の言葉を借りるならば『ルビが少ない』か。その分、読みやすくなったのは確かだが、一方で、これでもかというほどのペダンティックぶりが好きで読んでいる面も多分にあるので、物足りなさも感じる。いつものことながら、読者を選びそうな作品ではあるが、全体としてきれいにまとまったと思う。
2013年5月23日木曜日
眼球堂の殺人 The Book
眼球堂の殺人 The Book
周木律
講談社
講談社ノベルス シN-01
2013年4月 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182872-8
C0293
365ページ
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第47回メフィスト賞受賞作。
メフィスト賞らしいちょっと癖のある本格。奇妙な建築物とそこに集まった天才たち、とこれらの要素を見ていくと、本人が影響を受けた、として挙げている森博嗣や綾辻行人の作品に通じるものがちらほらと見られる。その点、非常にもったいないと感じてしまう。メフィスト賞というと、独特の世界、強烈な個性といった一癖も二癖もある作品が多い印象を受けるが、その「癖」の部分がやや弱い、というかどこかで見たことのある「癖」に思えてしまう。伏線の回収んしかただとか、森博嗣、あるいは綾辻行人の流派の作品として非常にきれいにまとまった作品ではあると思うが、それ以上とはいいづらい。次作以降、どこまで逸脱できるか、期待したい。
周木律
講談社
講談社ノベルス シN-01
2013年4月 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182872-8
C0293
365ページ
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第47回メフィスト賞受賞作。
メフィスト賞らしいちょっと癖のある本格。奇妙な建築物とそこに集まった天才たち、とこれらの要素を見ていくと、本人が影響を受けた、として挙げている森博嗣や綾辻行人の作品に通じるものがちらほらと見られる。その点、非常にもったいないと感じてしまう。メフィスト賞というと、独特の世界、強烈な個性といった一癖も二癖もある作品が多い印象を受けるが、その「癖」の部分がやや弱い、というかどこかで見たことのある「癖」に思えてしまう。伏線の回収んしかただとか、森博嗣、あるいは綾辻行人の流派の作品として非常にきれいにまとまった作品ではあると思うが、それ以上とはいいづらい。次作以降、どこまで逸脱できるか、期待したい。
蓮華君の不幸な夏休み4
蓮華君の不幸な夏休み4
海原育人
中央公論新社
C・Novels う2-10
2013年3月 初版発行
ISBN: 978-4-12-501195-0
C0293
216ページ
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第3巻から1年ちょっとぶりの4巻、シリーズ完結巻。
なによりもまず、無事完結したことが嬉しい。3巻が出て十分な時間が経過しているのにも関わらず、何の情報も出てこない時点で、中途での打ち切りの可能性もあるか、と考えていたので、何はともあれ、無事完結してよかったと思う。作品の方向性としては、3巻の時点である程度、方向は定まっていたように思うので、そこからここまでの時間を要した理由がイマイチ分からないが、まず収まるべきところに収まったかなと思う。
海原育人
中央公論新社
C・Novels う2-10
2013年3月 初版発行
ISBN: 978-4-12-501195-0
C0293
216ページ
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第3巻から1年ちょっとぶりの4巻、シリーズ完結巻。
なによりもまず、無事完結したことが嬉しい。3巻が出て十分な時間が経過しているのにも関わらず、何の情報も出てこない時点で、中途での打ち切りの可能性もあるか、と考えていたので、何はともあれ、無事完結してよかったと思う。作品の方向性としては、3巻の時点である程度、方向は定まっていたように思うので、そこからここまでの時間を要した理由がイマイチ分からないが、まず収まるべきところに収まったかなと思う。
2013年5月4日土曜日
ジャズ・レミニセンス compiled by 山中千尋
ジャズ・レミニセンス compiled by 山中千尋
Universal Music
2012
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ジャズのコンピレーションアルバム。超有名曲ばかり。
正直いって、イマイチこのアルバムの必要性、というか売りが分からない。本当に超有名曲ばかりを集めたアルバムなので、好みに合う、合わないはあっても、ある意味で外れを引くことはない。その一方で、多少の選曲の違いはあっても、この種のアルバムはもう既に、数えきれないほど存在しているし、入門者向けの解説なども、書籍、雑誌を問わず存在する。そうして見ると、なぜこのアルバムなのか、という理由が見えてこない。ついでにいえば、各楽曲の収録されているアルバムの情報についての記載が、黒いページに紫色のインクと、非常に見づらい。
Universal Music
2012
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ジャズのコンピレーションアルバム。超有名曲ばかり。
正直いって、イマイチこのアルバムの必要性、というか売りが分からない。本当に超有名曲ばかりを集めたアルバムなので、好みに合う、合わないはあっても、ある意味で外れを引くことはない。その一方で、多少の選曲の違いはあっても、この種のアルバムはもう既に、数えきれないほど存在しているし、入門者向けの解説なども、書籍、雑誌を問わず存在する。そうして見ると、なぜこのアルバムなのか、という理由が見えてこない。ついでにいえば、各楽曲の収録されているアルバムの情報についての記載が、黒いページに紫色のインクと、非常に見づらい。
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