2013年7月17日水曜日

スペード&アーチャー探偵事務所

スペード&アーチャー探偵事務所
ジョー・ゴアズ
木村二郎 訳
早川書房
早川書房 113353
2009年12月
ISBN: 978-4-15-209092-8
C0097
388ページ
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Spade & Archer
The Prequel to Dashiell Hammett's Maltese Falcon
by Joe Gores
2009
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 原題にある通り、ハメットの『マルタの鷹』の前日譚。

 『マルタの鷹』はずいぶん前に読んだので、普通に読み始めた。が、正直失敗だったかもしれない。勿論、作品自体は面白く読めたし、そこは良いのだが、『マルタの鷹』の方をほとんど覚えていない状態なので、細かいところにほとんど気づけていないような気がするのだ。当然、作者の方はハメットの作品をよくわかった上で、これを書いているのだから、他のハメットの作品等も含めて、その辺りの予習をしておけばもっと楽しめたかもしれない。いずれは、ハメットも含めて再挑戦したい。

残酷なチョコレート

残酷なチョコレート
木村二郎
東京創元社
2013年4月 初版
ISBN: 978-4-488-02714-8
C0093
318ページ
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 ジョー・ヴェニスものの短編集。2編の書下ろしを含む全7編。

 少し前に読んだ『ヴェニスを見て死ね』や『予期せぬ訪問者』と同じく、あたかも翻訳もののハードボイルドを読んでいるような感覚で読める。著者のあとがきにあるように、約15年ほどのブランクがあるようで、その間登場するキャラクターたちが年を取っているといった変化はあるものの、作品の雰囲気自体はほとんど変わっていない。また、作品中で時々過去作の人物への記述があったりと、読んでいてにやりとさせられるようなところがあるのも嬉しい。

予期せぬ来訪者

予期せぬ来訪者
木村二郎
東京創元社
創元推理文庫 M-き-6-2 418-12
2011年11月
ISBN: 978-4-488-41812-0
C0193
301ページ
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 『ヴェニスを見て死ね』に続く、ジョー・ヴェニスもの短編集その2。

 本作もそして、『ヴェニスを見て死ね』もどちらも少し前の作品であるため、所々に古さというものは感じられる(例えば、PCや携帯電話有無など)。しかし、文章自体の読みやすさや、作品として安心して楽しめる点など個人的には大いに楽しませてもらった。作品数が少ないことだけが残念だ。

ヴェニスを見て死ね

ヴェニスを見て死ね
木村二郎
東京創元社
創元推理文庫 M-き-6-1 418-11
2011年11月
ISBN: 978-4-488-41811-3
C0193
276ページ
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 ジョー・ヴェニスものの短編集その1。

 日本人の手による作品でありながら、翻訳物を読んでいるかのように感じてしまう。そこは流石に、多くの作品の翻訳を手がけている人だけあると感心してしまう。そして、どちらかというと、ハードボイルド系の探偵に近いと思うヴェニスだが、だからといって、乱暴な解決に持っていくのではなく、きちんとロジックのある解決になっている点も非常に好感が持てる。面白い。