2013年9月23日月曜日

ムーンズエンド荘の殺人

ムーンズエンド荘の殺人
エリック・キース
森沢くみ子 訳
東京創元社
創元推理文庫 M-キ-11-1 252-03
2013年6月 初版
ISBN: 978-4-488-25203-8
C0197
302ページ
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Nine Man's Murder
by Eric Keith
2011
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 いわゆる「そして誰もいなくなった」形式の作品。特徴としては、集められたメンバー同士が知り合いで、互いにいろいろな感情を抱えていることだろうか。そして、お約束通り、徐々に人数が減っていく、というパターンをたどる。

 巻末の解説にもあるように、この種のある意味使い古されたネタをやるにしては、インパクトに欠ける、というか、パンチが弱いと感じる。それこそ、本家『そして誰もいなくなった』とか、あるいは『アリスミラー城殺人事件』の方が鮮烈だったと思う。パズル作家という情報はまさに、本作の印象と合致するかな、という感じ。ただ、こちらの方向へ進むならば、もっと緻密にするなり、ひねるなりする必要がある。

また、個人的には、クリスティの「そして誰もいなくなった」に小説版と戯曲版とで異なる結末だいう、解説記事が一番興味を引いた。

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