眼球堂の殺人 The Book
周木律
講談社
講談社ノベルス シN-01
2013年4月 第1刷発行
ISBN: 978-4-06-182872-8
C0293
365ページ
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第47回メフィスト賞受賞作。
メフィスト賞らしいちょっと癖のある本格。奇妙な建築物とそこに集まった天才たち、とこれらの要素を見ていくと、本人が影響を受けた、として挙げている森博嗣や綾辻行人の作品に通じるものがちらほらと見られる。その点、非常にもったいないと感じてしまう。メフィスト賞というと、独特の世界、強烈な個性といった一癖も二癖もある作品が多い印象を受けるが、その「癖」の部分がやや弱い、というかどこかで見たことのある「癖」に思えてしまう。伏線の回収んしかただとか、森博嗣、あるいは綾辻行人の流派の作品として非常にきれいにまとまった作品ではあると思うが、それ以上とはいいづらい。次作以降、どこまで逸脱できるか、期待したい。
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